新発田市の俎倉山に登る

新潟県新発田市に福島県から避難してきたHK氏宅を、山岳会のOBの方と訪ねました。一緒に俎倉山(▲856.6m)に登り、緑の中に咲く清楚なヒメサユリにも出会えました。温泉や宴会もしっかり愉しみました。


■期日:2018年6月10日(日)■天気:9日降雨のため10日に登山実施 晴れ時々曇り

■山域:新潟県下越地方     ■形態:日帰りハイキング

■メンバー:L=HK TY HH KK NN(5人)

■日程概要:                                    6月9日(土)朝4人JR田端駅6:15集合→KK車で新潟県新発田市のHK宅まで移動→昼食後車で岩場やダム湖など近所偵察→月岡温泉・美人の泉→買い出し→HK宅で5人で親睦会

6月10日(日)HK宅から車で登山口→6:45鳥越林道登山口…7:05琴沢…七曲急登…8:30お京平・遭難碑…9:15俎倉山9:35…9:42天狗の庭9:45…9:52俎倉山10:00…往路を戻る…11:30登山口→HK宅に戻り昼食→三川温泉→HK宅で3人で親睦会

(三川温泉からHH、KK車で2人そのまま帰京)

6月11日(月)TYはHKの車で釣場へ移動、NN近所散策後、新発田駅近くまで送っていただき、あやめ祭りや市島酒造に立ち寄り、白新線で新潟駅に出て高速バスで帰京。

(TY氏12日帰京)


6月9日(土)

東北道と磐越道経由で新発田市に入り、無事HK氏の家に昼近くに到着。現地も雨模様なので、その日の登山はあきらめ、昼食後周囲を車で見物して回った。すぐそばの地元の方が練習する岩場は、屋根付きの小屋もあり、登ってみたくなった。次回は、クライミング道具も持参しようかな?

<岩場偵察の面々>

<川沿いの岩場>

その後一昨年入った、綺麗なエメラルドグリーン色の共同浴場・月岡温泉・美人の泉に向かう。温泉でほっこりしてから、スーパーで買い出しをして宴会準備をする。久しぶりの再会を祝して乾杯!刺身にサラダ、芋煮やモツ煮などがテーブルに並ぶ。今回来れなかったKY氏の差し入れの辛いチリビールも登場。懐かしい話に花が咲き、美味しいお酒の数々に酔い、宴は深夜まで続いた。ビール、ウイスキー、日本酒、ワインと美酒沢山…。kK氏はバランタイン17年物を持参しました。

HK氏宅は古い2階建てで9部屋あり、とても広いので、各自ゆったりと休める。2階の私が泊まった洋間からは、ヤマボウシの花が良く見えた。飼いネコのミーは、もう15年生きており、変わらず人見知りである。が、今回は猫のおやつを持参したので、触らせてくれました。=^_^=

<私がミーですが?>

宴会の最中に、記念写真を撮りました。(*^_^*)

6月10日(日)

納豆と芋煮で朝食を済ませてから、天気が回復したので、車2台で15分ほどの登山口へ向かう。登山ポストに登山届を入れてから出発。

<登山口>

沢沿いの登山道を進み、深緑に包まれ平坦地では、心が満たされつつ歩ける。森林浴とはこんな感じかな…。

<小川の脇の気分良い登山道>

琴沢を渡る。

<沢を渡る>

緑の森で一休み。

<緑の森で>

雪が残っていた!

<残雪>

お京平にある、2人の名が刻まれていた遭難碑。

<遭難碑>

ピンクの落花に顔を上げると、タニウツギが咲いていた。

<タニウツギ>

時にザレ場もあり、ロープや鎖もあり、階段状に人工で足場が設えていたところもあった。

<足場はよくない>

山頂への最後の急な登りで見つけた清楚なヒメサユリ、準絶滅危惧種だそうである。

<可憐なヒメサユリ>

登りついた山頂からは、雪渓をまとった飯豊連峰は雲の下で良く見えなかった。一昨年登った焼峰山を確認できた。三脚を付けて、山頂で5人で記念撮影。

<焼峰山と加治川ダム>

俎倉山は双耳峰であり、山頂から北峰の天狗の庭へ向かう。岩場と鎖場を越えた天狗の庭は展望は良いのだが、強風で立っていられないので、もとの標識のある山頂へ急いで戻る。

<双耳峰の天狗の庭へ向かう>

<天狗の庭からの俎倉山>

下りは往路を戻る。休憩のときにセミの抜け殻を見つけた。春蝉が鳴いていた・・・。

<セミの抜け殻>

無事、駐車場に降り着いた。穏やかな森もあれば、沢を渡ったり、鎖場やトラロープあり、岩場ありと、短い工程で様々な要素があり愉しめる山であった。すっぱりと切れ落ちているところでは、慎重を要した。

そのまま一旦HK氏宅に戻り、昼食を食べてから三川温泉へ向かう。ホテルみかわは、露天風呂もあり、広くて寛げた。ここで、HH氏とKK氏は帰途に就くため別れ、今宵は残り3人でしみじみと酒を味わった。TY氏土産の焼売などをつまみに…。

6月11日(月)

朝食後、HK氏とTY氏は釣りのため車で出かけたので、私は一人カメラ片手に散策開始。交差点にある龍泉寺の高台から周囲を眺めた後で、HK氏に教えられた小路を進んで山神社に向かう。

<寺からの街並>

山神社までの道中、咲いていた花々を撮影した。

<ギボウシと蜂>

<ノアザミと蜂>

<ヨメナの群生>

<山神社への道>

ヨメナの園芸種がミヤコワスレだとか。小路や山神社でもヨメナの群落が見事であった。

森の中に佇む山神社では、どんつき祭りという奇祭が700年も続いているそうだ。神社への道は沢を2回渡るが、夏には蛍が舞うとか…。小さな祠や石碑も多数あり、歴史を感じられる空間であった。

<山神社>

小さな祠や石碑が沢山あった。

<神社境内の祠>

<石碑とヨメナ>

私が散策から戻ってからしばらくして、TY氏を釣り場に落とし、買い物を済ませたHK氏も戻ってきた。二人でラーメンを作って昼食として、新発田駅発15:47白新線に間に合うよう車で送っていただいた。途中日本4大あやめ園である、五十公野(いじみの)公園あやめ園に立ち寄った。あやめは、まだ一分咲きではあったが、広大なあやめ園は歩き甲斐があった。

<升潟にはコウホネや水蓮が咲く>

<あやめはまだ一分咲き>

それから新発田駅そばの市島酒造で、HK氏とも別れの挨拶を交わした。3日間いろいろお世話になりました!感謝です。

創業は1790年代という老舗の市島酒造では、資料館など見学可能で、売店での試飲も無料である。しっかり5種類ほど試飲してから、土産のお酒を購入した。

<市島酒造で購入した酒>

<市島酒造建物>

<蔵の見学もできる>

市島酒造の対面の諏訪神社にお参りし、徒歩5分ほどの新発田駅まで歩いた。白新線で新潟駅に出て、予約した高速バスで帰京。深夜の帰宅となった。

<諏訪神社>

<新発田駅>

新潟駅は構内が工事中で、高速バスの乗車方面出口が分かり難いので、駅員さんに確認した。

<新潟駅>

バスは3列シートでゆったり座れて、新潟駅を後にした。

新発田市には、菊水酒造、金升酒造、ふじの井酒造、市島酒造があり、新潟の酒処でHK氏宅の水も美味しかった。翌日旦那と早速晩酌、新発田の山を思い出しつつ味わった。

HK氏はじめ先輩達と旧交も温められたし、また下越の山も登れてヒメサユリも出会えて幸い多き山旅でした。

<アイキャッチ画像:俎倉山のヒメサユリ>

ナルコユリ キバナスミレ イワカガミ ギンンリョウソウ ヤマツツジ等出会えました。