上高地で新年会&女子会

2020年の年始めの山行は、上高地です。

1月の上高地は、何十年振りであろうか?『品川さんかくてん』の山行に誘われ、参加した。当初は六百山であったが、変更が出て徳本峠までという計画になった。メンバーも全員女性という華やか?で賑やかであった。


◆期 日;2020年1月11日~13日(土~月)

◆天 候:11日快晴/ 12日曇~降雪有/ 13日曇、松本は晴れ

◆山 域:北アルプス・上高地

◆メンバー:L=MK SL=JT AW MF YM(以上さんかくてん)NN

◆形 態:雪山テント泊山行+ピッケル、アイゼン、ワカン、ビーコン

◆コース&コースタイム(※休憩も含んだ時間で参考タイムです)

111 11:25釜トンネル登山口…12:45大正池ランチタイム13:00…田代橋…河童橋15:25…小梨平15:30(テント泊)

112 小梨平7:15…徳本峠分岐8:45…1800m付近12:30撤退…小梨平15:20(テント泊)

113 小梨平ビーコン練習後8:20…釜トンネル登山口10:50


11日】 朝7時発のあずさで、松本駅へ。新装になった駅は明るかった。ジャンボタクシーで、一路沢渡まで向かう。身支度後重荷になったザックを背負い、きれいになった釜トンネルの歩道を歩く。トンネル内はヘッドランプが必要だ。釜トンを過ぎ、その先の上高地トンネルを抜けると、大正池が広がる。そこで、ランチタイムとする。青空に焼岳や白く輝く穂高連峰を眺めつつ、至福の時間を過ごす。

<釜トンネルを出て、これから上高地トンネルに入る>

梓川沿いの上高地街道をゆく。

<焼岳が見え大正池が広がる>

絶景の中でランチタイム。

<日差しも暖かい>

穂高連峰が白い屏風の如く…、この景色にまた出会えて幸せである。

<結構人出があった>

<焼岳も清々しく>

<薄氷に山が映る>

<穂高連峰投影>

<凍れる池と穂高>

<水面に木立揺れ>

<雪の池>

そこから遊歩道を進み、田代橋や河童橋をすぎ、テント場の小梨平に到着。冬季用の小梨平のトイレは電気も点き、便器内に水が流れて一応水洗トイレである。新年会は、沢山の野菜の入ったアヒージョ鍋を協力して作り、ご馳走に舌堤鼓を打ち入山祝いをした。

<欄干に白い△の田代橋>

猿が生息しているので、河童橋に猿の落し物があった。

<雪の河童橋>

12日】 朝7時過ぎに出発。上高地街道を歩き、対岸に明神岳が見える所で撮影タイム。そこからすぐの徳本峠の分岐で、黒沢沿いの夏道ルートに入る。ここからは、トレースは皆無であったので、先頭を交代で膝下程度のラッセルをしつつ進む。ピンクテープが高いところでひらひらしていたので、かなり降雪量は少ないようだ。沢を渡る橋は2か所あった。途中の左斜面にロープに見えたので、斜面を登り始めたが、電線であった。斜面を戻り、地形図で現在地を皆で確認する。

<ジャンボテント方から出て身支度中>

雪が少ない中、明神岳が見えた。

<明神雄姿>

徳本峠方面への分岐標識。ここからは、ノートレースで、自分たちでラッセル開始!

<地図で確認>

雪の橋を一歩ずつ慎重に渡る。

<雪の付いた橋>

小雪も舞はじめ、天気は良くない。

<沢筋を登る>

まだまだ急な登りが続き、ここまで費やした時間を鑑みて、ここから撤退することにした。約1800mを超えたあたりか?天候もよいとは言えず小雪が舞う中、往路を戻った。4名は下りでは、アイゼンを装着した。新年会第2夜に突入、今宵はきりたんぽ鍋で、食糧担当に感謝の2夜である。

13日】 テント撤収後、ビーコンの練習を実施。私が持参したものは皆と機種が異なってはいたが、対応できた。が、特定は難しく事前練習が必要だ。釜トンネル入り口まで戻る途中、上高地帝国ホテル前の林道で、複数のサルに出会う。卜伝の湯は温度が低いので入れず、松本駅そばの素敵な温泉「瑞祥」へジャンボタクシーで向かう。汗を流し松本駅で反省会をして、帰途に就いた。

<猿も食事中>

【所感】 小梨平は20張程度のテントで、周辺を巡るスノーシューの人が多かった。山のひだ屋は、ガイドツアーがあり営業していた模様。積雪があれば、手前の尾根からダイレクトに徳本峠に着きそうであるが、積雪量が少ない今回は夏道通りに歩いた。それでもラッセルしながら、平均年齢65歳のおばさん(失礼)メンバーでよく歩いたと思う。

アイキャッチ画像:氷柱から雫💧