南秋川・熊倉沢右俣右沢遡行左沢下降

 とにかく暑くてたまらないので、沢の計画を立てた。めぐろ山学クラブ・仲間のメンバー4人で、秋川の熊倉沢に入ったが、沢でも暑さを感じたのは初めて!私でもリーダーを努めることができる、初心者向きの沢ではある。下りでプチバリエーションルートも考えたが、沢の下降を組み入れた。実は、16年ぶりの再訪の沢である。


●2018年8月5日(日)   ●天候:曇り~晴れ   ●地形図:五日市・猪丸

●山域&沢:奥多摩・南秋川水系 矢沢熊倉沢右俣右沢遡行左沢下降 ●形態:日帰りの沢

●参考資料:『東京起点沢登りルート120』『奥多摩大菩薩高尾の谷123ルート』他ネット

●メンバー:L=NN SL=CM KK KA (4人)

●ルート&コースタイム

武蔵五日市駅6:58着で集合→7:10発バスで南郷まで7:47…矢沢橋7:50…落合橋8:00…熊倉林道終点8:27身支度…入渓9:05…右沢左沢分岐二俣9:27…陸軍滝9:30…4mCS滝(ロープ)10:05…休憩…10m滝(ロープ)11:02…二俣11:40…11:48浅間峠12:00…登山道…下降開始12:10…沢床にでる12:20…ヌメッタ滝(ロープ)…2m滝2段4m(ロープ)12:45…二俣13:10…2段で8m滝(ロープ)…4m滝(ロープ)13:20…右沢左沢分岐二俣…林道終点14:00…身支度と着替え15:00…15:40南郷バス停16:26→武蔵五日市駅17:21ホリデー快速で帰途に就く  ※遡行で2回、下降で4回ロープを出したので、それなりに時間を要した。


武蔵五日市の街路樹はサルスベリで、丁度ピンクや白の花が盛りであった。バスは意外と空いていて座れた。南郷バス停で降りて、矢沢橋を渡って矢沢林道を進む。

<矢沢橋>

矢沢林道から落合橋で、右手の熊倉林道に入る。両林道とも進入禁止のロープがあるが、ロープを外して入っている車を帰りに見かけた。

<落合橋分岐>

轍の後はあるが、落合橋以降はダートで普通車では厳しいだろう。下の写真の熊倉林道終了点で、身支度を整えた。左手に、沢に降りる踏み跡がある。

<駐車スペースはあるが、進入禁止>

沢に降りて、小滝を登る。絶好の沢日和である。今シーズン4回目の沢であるが、初めての光多き遡行である。

<入渓すぐの小滝を登る>

左沢との二俣からは、陸軍滝の一部が望めた。16年ぶりのご対面!前回と違って、随分と優しく迎えてくれた。光を反射して飛沫が輝いていた。

<陸軍滝と再会>

陸軍滝の左側の急な斜面を登り、また沢床に降り立つと、トヤド沢を右に分けて進む。直ぐの左手に炭焼窯跡があった。その後3箇所ほど見受けられた。見事に綺麗に積み上げられている。覗いてみたが、暗くて良く見えなかった。

<炭焼窯跡>

階段状の小滝を進むと正面に見えたのが、CS(チョックストーン)4m滝である。斜めの左壁に石が挟まっている。そこは滑っていて、残置スリングを使ってCM氏に空身で登ってもらい、確保体制の後ロープを付けて3人とザックは登った。

<下部はトイ状の4mCS滝へ向かう>

その後休憩を取ったが、休んでいても暑さが感じられたのは、沢では初めての感覚であった。沢風で涼しく感じるのが、沢登りの醍醐味なのに…。

遡行再会してすぐに、10m滝に出た。SLとLが登って、後続は高さがあるので念のためロープで確保した。水流の右側が登り易い。

<10滝を登る>>                                                                                高さがあるので、一応ロープを出した。落ち口より撮影。

 

<10m滝を上から撮影>

<安全第一で>

沢はやがて水流がなくなり、登り易そうな斜面を歩きながら見上げると、東屋の屋根が見えた。前回同様、なんなく東屋のある浅間峠にバッチリと到着!皆で記念写真、目線が色々なのは、2つのカメラでの自動シャッターゆえ…。

<浅間峠にて>

一休みして12時に再び出発、登山道を10分程進んで、栗坂峠の手前にある標識を少し過ぎた付近から下降を開始した。登山道でトレランの単独の男性に出会ったが、「暑くて大変です」との返事でした。

斜度の緩い所はふわふわした黒土で歩きやすく、下ってゆくと、すぐにすっきりと水流にでた。そこからは、したすら下るのみである。沢は浮石もあり滑っていたので、落石を起こさぬよう注意した。

<左沢を下る>

最初の懸垂下降は、滑った所で落ちたくないので行った。KAさんは、初めてのエイト環での懸垂下降であったが、4回をしっかりとこなしていた。上でセットの確認、下でロープを引っ張って止めるという安全第一で実施した。

<沢の懸垂下降>

最後の懸垂下降は4m滝。

<4m滝の懸垂下降>

4mを降りた先にある2条2段小滝。

<2条2段小滝>

やがて右沢との分岐の二俣に出て、出発点へ無事帰り着いた。沢の装備を解いて、バスまで時間があるので、着替えも済ませてからのんびりと林道を歩いた。南郷バス停までの畑には花々が夏の日差しに負けず咲き誇っていた。短いながらも今日は沢登りをした実感があった。

<バス停そばの民家で咲いていたクルマユリ>

調べてみたら、16年ぶりの再訪の沢であった。前回も右沢遡行、左沢下降であったが、うろ覚えである。CS滝はスリングを掴んだが確保無しであったし、10m滝もサクサク登っていた記憶はあったが、右沢遡行後に東屋にきっちり出た事や沢を下降したことも忘れていた。その時は陸軍滝は迫力があり寒い位であったが、今回はキラキラと可愛く飛沫をあげて舞い降りていた。猛暑続きの今夏、沢全体で前回よりヌメリを多く感じた。前も同行したメンバーと、しみじみ体力やバランスの衰えを交し合った。16年前ですから…、確かに二人とも今より若かったのだ。

<アイキャッチ画像:林道に咲いていたタマアジサイ タマが割れて花が登場>

 

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