新年早々、風雪の安達太良山へ

2022年1月、クラブの企画山行で安達太良山に登りました。


◆期日 2022年1月7日(金)~8日(土)  ◆山域:会津

◆天候:7日曇り後降雪 8日曇り雪ホワイトアウト気味、下山時晴れ間

◆メンバー:L=KK SL=SO KA HH NN (5名)

◆地形図:電子国土地図   ◆装備:小屋泊まり雪山装備一式

◆日程:7日 新幹線郡山駅→タクシーで登山口、身支度後出発…くろがね小屋

8日 くろがね小屋…ワカン着用で出発…急斜面を登りきったところでアイゼンに履き替える…ポールを探しつつ進む…安達太良山標識…往路を引き返す…くろがね小屋…スキー場…温泉…タクシーで郡山駅、新幹線で帰京


小屋の予約の都合で、日程を繰り上げて実施。金曜日ゆえ、私たちの他は前に2人歩いていたが、ところどころトレースが無く、登山口からすぐにワカンを履いた。雪が心地良いので、私は愉しかったが、ワカンが初めての方は慣れるまで得難い経験になったと思う。時々K氏のGPSを確認できたので心強かった。くろがね小屋は、改修の予定があり、今のままの小屋に一度泊まりたかったので満足した。コロナで宿泊者を制限しており、広いスペースに5人だけなので、結構寒かった。が、温泉は冷えた体をジンワリと深く優しく温めてくれた。♨

<ワカンで進む>

視界はあったが、やっとくろがね小屋が見えてきて、ほっとしました。

<くろがね小屋に到着>

2階の広いスペースに、5人という贅沢ではあるが寒かった。

<1階の内部>

翌日も天候はすぐれなかったが、行けるところまで歩くことにしてワカンをつけて出発した。小屋前の急なところを登り、平らなところでアイゼンに履き替えた。私は、12本ツメの勢いで歩いたら、すぐに両足とも軽アイゼンが外れたので参った。6本ツメなので、歩き方を変えたらそれから最後までは大丈夫であった。

ルート上にはポールが付けられていたが、ホワイトアウト気味で先を見渡せないので、次のポールを確認できてから、慎重に進んだ。私たちが今日このルートでは最初に歩き始めている。こんな条件で、山頂直下まで到達できたのは幸いであった。

さて小屋に向かって降り始めると、続々と登山者が登ってくる。私たちが着けたトレースも少しは役に立ったと思われる。小屋に着く頃は、天候も回復してきた。

<本当の山頂は行かず、ここまでで往路を引き返した>

後は、スキー場まで下山するのみ。青空も見えてきて、樹林帯を滑るように降りて、愉しんだ。雪山の厳しさや面白さを味わえた2日間でした。

<ナナカマドの実に綿帽子>

郡山駅に出て、新幹線に乗るまで、腹ごしらえと打上げで乾杯!郡山駅前のイルミネーションも綺麗でした。

<夜はキラキライルミネーション>

安達太良山は、夏に楽な異なるコースでクラブの大先輩たちと歩いている。冬の風雪も体験したが、どうにか標識まで行けて満足した。結局私たちが1番パーティーであり、下山する際に登ってくる何人もの人とすれ違った。私たちのトレースも少しは役に立ったのかもしれない。メンバーのおかげで、充実した2日間を過ごせました。余談ですが、くろがね小屋で撮影していた福島テレビのYouTubeチャンネル『憩いの小屋を、つなぎたい。』https://youtu.be/tiOv8iDdDkkに、私たちが夕食のカレーをモグモグ食べている映像がほんの少しだけ流れました。

<アイキャッチ画像:小屋の前の鐘と山とナナカマド>