北秋川・シンナソー遡行~日向ムコウ沢下降

2017年6月24日(日)おおむね晴れ

梅雨の晴れ間で沢で遊べました。

友人に誘われて、今シーズン初めての沢へ出かけた。2012年7月に会で遡行済であるが、小滝が登れて愉しかったので参加した。おばさん4人が、下降では滑りまくりました。

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●奥多摩・北秋川水系 シンナソーを遡行、尾根を挟んだ隣の日向ムコウ沢を下降

●日帰り沢登り&下降 ●地形図:猪丸 ●天候=曇りから晴れ 沢日和

●メンバー:L=MK  SL=NN AY MW (平均年齢61歳!の妙齢の女性陣)

●ルートとコースタイム                               武蔵五日市7:55着→タクシー利用(6760円)藤倉バス停、身支度後出発9:15…9:20シンナソー出合…3段10m滝ロープ練習10:20…3段15m滝11:00…11:30二俣休憩11:45…標識のある藤倉へ下る尾根12:27…尾根から下降開始12:40…日向ムコウに出会う…ワサビ田…15:20藤倉バス停、身支度後16:40バスにて帰宅 歩行約6時間(休憩含む)

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シンナソー出合の小滝

滑る3段10m滝でロープ練習

今シーズンの沢はじめで、沢靴は新品!その割には、沢の下降もしたので、ドロドロで最初からこき使ってしまった。バス便がこの時間帯はないので、タクシーで藤倉まで入った。藤倉のバス停のベンチで沢の装備を整えていると、単独の青年がシンナソーの入渓点を聞いてきたので、親切に教えた。沢は、出合と詰めが肝心なんです。また、2012年の資料と、新しい資料ではヒヤマゴ沢と一本松の位置が異なっていたので、最新の情報は必ず確認したい。

前回はロープを出さなかった3段10m滝もヌメッており、MWさんはどうにか登ったが、私とMKさんは右壁を巻いて、そこでロープの練習のため確保体制をとりAYさんを引き上げた。水流は2012年位比べると少ないが、滑りやすくなっていた。

その先は、小滝もどんどん登れ、トップを入れ替わりながら遡行する。3段15m滝もなんなく登れ、そこから二俣まで倒木などもやり過ごしながら進んだ。二俣に出て休憩後、左手方向に尾根に登りつくと、縦走路手前の標識がある所に出た。まだ時間があるので、沢の下降も実施することにした。ヒヤマゴ沢は、10m級の滝が3本位あるので、藤倉尾根のすぐ脇の日向ムコウ沢を降りることにした。ここは、ネットや事前の調べで小滝しかなく、容易に下れるとの情報を得ていた。

滝を快適に登る

こんな滝も登れる

3段15m滝は慎重に

藤倉尾根の道標のところから沢の下降に入る

藤倉尾根の標識から、少しずつ下降したが、水流のある沢へは斜めから出合ったので、もっと標識からトラバース気味に下った方が良かったかもしれない。上部で懸垂下降を1回行った。沢はどんどん下れて、時折滑り台のようにしぶきをあげながら尻滑りもできた。やがてワサビ田が出てきたところで、沢下りも終了。そのままワサビ田の踏み跡を進むと舗装路に出た。藤倉尾根通行禁止のロープを左手に見て、橋を渡ると朝出発した藤倉バス停はすぐであった。バスがいたのだが、全身総着替えで時間がかかるので、1時間以上後の次のバスで帰途に就いた。

残念なことに、2014年の台風などの影響で沢は荒れたようで、ヌメリが進み崩壊もあり、下山路の藤倉尾根も通行止めのロープが張られていた。一年振りの沢登り、沢下降はいつ以来だろうか?初めて沢を下降した二人も楽しんでくれたと思う。暑い時期、水と戯れながら緑の中で過ごせて幸であった。

日向ムコウ沢の小滝を滑りながら下降