沢が初めての方を連れて、兵の沢を遡行した。沢登りというより、ハイキングの延長の沢歩きである。二子山の一般登山道は経験済であり、遡行時間が短いこと、難しい滝が無いこと、駅から近いことなどでこの沢に決めた。
●2017年8月25日(金)日帰り 晴れ~曇り ●山域:奥武蔵 ●横瀬川 兵の沢
●地形図:正丸峠
●メンバー:L=NN EN(女2人)
●コース&コースタイム
池袋→8:33芦ヶ久保駅8:50…トンネル8:48…9:00木の橋身支度入渓9:30…1m滝10:07…小滝連続10:18…2m滝を巻く10:22…10:43案内杭・登山道と出会い沢装備を解く11:26…770m11:55…二子山雌岳12:25…12:37雄岳13:08…13:18雌岳…浅間神社コース下山…13:50富士浅間神社…14:17鳥居…国道299号線…14:15芦ヶ久保道の駅14:20…14:35芦ヶ久保駅15:17乗車
●ルートについて
西武線芦ヶ久保駅が起点であり、終点でもある。
道の駅脇を通り、標識の二子山へ向かう。このような可愛いカワセミ君が案内してくれる。
沢には、ホースが引かれ取水されているので、脇水は飲めそうなので安心する。木の橋のあるところで、身支度をして入渓する。入渓点辺りで、イワタバコの群生が!今シーズン初めてこんなにイワタバコと出会った♡
兵ノ沢の入渓あたりは、こじんまりとした沢であった。
それでも、倒木をくぐったり、跨いだりした。
小滝の連続で、この沢の核心であろうが、難なく登れて愉しい!
下の写真の上の段2m滝は、水しぶきに負けてさっさと右から巻いた。釜は膝上位だろうか。
今日は、とにかく安全第一である。
小滝を超えてすぐに登山道に出たので、物足りないが終了、装備を解く。今日は、沢を歩く体験をするのが目的なので、無理はしない。
沢からの風が心地よく、ハーネスなど乾かし、シューズも洗い、一休みする。沢沿いの登山道を登りつつ、もう少し上迄遡行が可能であったかも、と感じた。
私は、三度目の二子山であるが、3回ともルートが異なる。一度目はつつじの頃、横瀬駅から読図で三角山を通ってこの山へ、2回目は冬枯れに甲仁田山経由で登り、今回は兵の沢からである。小さい山でも色々ルートが取れるものである。
冬に急な所をロープ伝いに降りた記憶があるが、やはり770mまでの急登はロープがありゼイゼイする登りであった。木が茂っていたので、周囲の景色も違っていた。冬には、二子山から武甲山が臨めたが、生憎今回は木々の隙間に武甲山とやっとわかる程度である。
770mからは、風の気持ち良い広い尾根となり、やがて雌岳に至る。
雌岳から雄岳はピストンした。雄岳で小休憩。
雄岳からは、彼女の指先方向に武甲山が見えた。
また雌岳に戻り、そこから今度は浅間尾根コースで下山した。浅間神社のところは展望があり、沢の装備を解いていた時に山中で唯一出会った二人連れが休んでいたので挨拶した。
富士浅間神社では、祠が祀られていて展望があった。
鳥居を出てから、明るいトンネルを通り、国道299号線を芦ヶ久保駅まで戻る。駅の手前の道の駅で、水分補給と野菜を購入して芦ヶ久保駅へ。駅のトイレで着替えてから、さっぱりして西武線に乗る。可愛い沢歩きであったが、夏の一日二子山を涼しいルートで登れて良かった。
<アイキャッチ画像:イワタバコ>