奥多摩・大岳沢で沢歩き

西日本一帯が線状降雨で被害が出ている時に、沢で遊ぶのは気が引けるが、めぐろ山学クラブ・仲間のメンバー7人で実施した。当初は7日の予定であったが、天候の状況で一日ずらした。大岳沢の大滝は、直接飛沫を感じつつ釜で間近で対面できたし、苔の多い沢はそれでも水に浸かると結構肌寒かった。


●2018年7月8日(日)  ●天気:曇りから後晴れ、小雨ぱらつく

●形態:日帰り沢歩き   ●地形図:武蔵御岳

●メンバー:L=CM SL=KO YT KK KA YO NN 7名

●日程&コースタイム

JR武蔵五日市駅発8:22上養沢行きバス→大岳鍾乳洞入口バス停下車…8:50林道…9:25大岳鍾乳洞…9:27小滝…9:40林道終点…10:00身支度後出発…10:45大滝…11:40休憩12:00…沢から右の登山道…12:50終了…13:10下山開始…往路を戻る…14:15砕石場…14:35大岳鍾乳洞バス停14:56バスにて武蔵五日市駅へ

※小滝を登ったりして愉しみなながら進んだので、コースタイムはあくまで参考です。


臨時バスも出ていて、2便に分かれて大岳鍾乳洞入口で下車。赤い橋を渡り大岳林道を進み、砕石場のトンネルを通過すると、大岳鍾乳洞に出会う。

<大岳鍾乳洞>

さらに進み登山道入口に近くなると『小滝』があった。看板もあったが、チョロチョロとした流れ…。

<小滝>

登山口には、駐車できるスペースは3台ほどで、そこで身支度をした。ぽつぽつ雨粒もあったが、その後止んだ様である。多くのハイカーが訪れていて、この時期は沢沿いの涼しいコースなので人気があるのかも。入渓は、登山道直ぐの木橋からで、苔が多い沢である。

<身支度するメンバー>

<入渓直ぐの渓相>

小滝が沢山あり、どれも難しくないので愉しい。ジャブジャブと水遊びの感じである。

<登れる小滝が沢山>

しばらく進むと、この沢のハイライト『大滝』が現れる。飛沫を浴びてこの釜に入り、皆で写真を撮り合った。さすがに『小滝』と違って迫力がある。

<大滝>

釜に浸かって大滝とご対面!してから、釜を出て沢に戻る。

<大滝の釜から出る>

遡行を続ける。時に腰まで水に浸かると、結構肌寒い・

<時に水に浸かる>

前方に見える木橋を数個くぐったり越えたりして進んだ。小滝で奮闘する。

<小滝で遊ぶ>

T氏推奨の石の苔と流れをパチリ!

<しっとりとした苔むす渓>

時に、わざと難しい所を登って順番待ちになる。

<順番待ち>

途中で休憩タイムを取り、一休みしてまた出発!

<休憩済んで>

沢床も浅くなり、流れも穏やかになる。

<沢も終盤>

倒木があったり、沢も薮がうるさくなったので、右側(左岸)の斜面を登り登山道に出た。そこから沢が登山道を横ぎる所まで少し歩いて、この標識の所で沢は終了。靴など履きかえ、装備を解いて下山に備える。ザックが水を含んだ荷のせいか、重く感じる。

<登山道で出て終了>

登ってきた沢を横目にしながら、登山道を下る。濡れていて滑りやすいので要注意。

<登山道脇を流れる大岳沢>

入渓点の登山道入口に着き、そのまま大岳林道を往路を戻った。キャンプ場では親子連れが釣りをしてたりしていた。林道脇の石垣全体にイワタバコの群生があり、ピンクの花が咲いたら綺麗だろうなあと思った。

<イワタバコ群生>

砕石場あたりに誰が積んだかケルンが…、私も一つ小石を載せてきた。

<ケルン?>

大岳沢は登山道が脇を通っているので、適当にエスケープが可能なので初心者でも楽しめる沢である。危ない滝もないし、木橋とも出会うので、そこからも沢から逃げられる。

林道沿いのキャンプ場は、親子連れなどがいて、川には釣り人が見受けられた。帰りの可愛い小型バスには座れたが、途中小学生など多く乗車したので結構混んでいた。パンツがまだ乾ききってなかったので、座席に手ぬぐいを敷いて座った。バス停で着替えもしたメンバーもいたが、女性陣は武蔵五日市駅そばのトイレで着替えた。発車直前にホリデー快速に飛び乗り、立ち飲みしつつ帰路に就いた。

<アイキャッチ画像:イワタバコのツボミ>

●参考にした沢の本

どこの沢に行こうか決める際の参考に、沢の本を捲る。もちろん最新情報はネットでも確認するが、台風や積雪でも沢は変わるので、古い本も比較的新しい本も見てみる。同じ沢でも、泳ぐ場合と沢歩き(WW)では装備も異なるし、水量や季節でも沢のイメージや感覚も違う。また、安全に遡行するには、最低限の岩登りの技術も必要である。

<お世話になっている、数々の手元にある沢の本の一部>