山梨県・恵能野(えのうの)川中流はガスの中

暑い日が続いた後で、台風襲来の前に平日の沢歩きを愉しんだ。私以外は、今シーズン初めてなので、安全遡行第一である。生憎当日は、朝は小雨も降り、沢は終始ガスに包まれていた。


●月日:2018年7月26日(木)  ●天気:朝小雨後曇り  ●山域:山梨県大月市真木川

●地形図:大月 笹子 ●形態:沢歩き(WW) ●メンバー:L=NN SO EN 3人

●ルート&コースタイム:

現地まで車利用→恵能野子の神社前出発7:30…入渓点・身支度7:45…入渓8:10…9:15休憩9:27…10m滝(ロープを出す)9:32…二俣10:42…苔の四角い石10:55…遡行終了…11:00懸垂下降練習…11:20靴を履き代える…11:50山の神…仕事道を沢沿いに下る…車12:50

●基本装備: ヘルメット ハーネス 沢シューズ スリング カラビナ 環付カラビナ  9㎜×20m補助ロープ1本

●資料:ウォーターウォーキング2 白山書房刊 丹沢ネットワーク編


首都高も中央高速もスムーズに動き、大月ICで降り、恵能野子の神社で車を降りて、安全遡行を祈ってから歩き始める。神社前のスペースに駐車したが、その先はダートであったので正解であった。

<神社>

すぐに木橋を渡り仕事道を進み、堰堤を3個過ぎた所で身支度をして沢に降りた。

<橋を渡る>

すぐにまた堰堤が出てきたので、右から高巻いてまた沢に降りたら、導水管や大きい管が転がっていた。ここまで仕事道を来て入渓した方が楽であったかも。水流は綺麗であるのに、光が無くて終始うっすらと暗くて残念であった。雨に降られないだけましかもしれないが…。

<沢の渡された導水管の下を通る>

まだ、沢歩きが2回目とは思えない動きのENさん。

<小滝を登るENさん>

こちらは、高校生の時にクワイナイ川を遡行したベテランSO氏です。

<流れをまたぐSO氏>

途中でアルミ?の壊れた橋等にもに出会う。1時間くらい歩いたので、休憩を取った。小滝でも釜の底が砂地で、足が潜ってしまう。ので、釜も思いのほか深くなってしまう。

<休憩したところの渓相>

上の写真の奥の小滝を登る二人。

<小滝を登る>

直ぐに10m滝にであい、SO氏は果敢に登り始めた。

<10m滝に挑戦>

<10m滝全容とO氏>

SOさんに10m滝リードして頂き、感謝!あとの二人は、ロープで確保して登った。ヌメリで2~3歩滑りやすいところがあったので、助かった。

<小滝を登る>

二俣を過ぎて、この苔の四角な岩に出会う。ここで、WWは終了である。この沢は、トヨミ沢で、山の神のある尾根を挟んだ沢は、アモウ沢である。アモウ沢も継続して遡行可能であるが、今回は無理せずここまでとした。

<四角い岩>

時間もあるし折角なので、そばの大木にロープを渡してENさんの懸垂下降の練習も行った。

<懸垂下降>

その後靴を履き代えて、山の神に向かう。が、NNが一つ尾根を誤ったので戻って、ガスの中の壊れた山の神にご挨拶して下山した。仕事道は沢沿いなので、沢を確認しながら歩けるので恵能野川中流の復習できた。10m滝とか休憩したところなども分かった。

<壊れていた山の神>

無事神社に戻って、着替えなどして帰途に就く。往復中央高速を利用、帰りに事故渋滞にぶつかったが、案外と早く帰宅できて良かった。ENさん、運転お疲れ様でした!

ロープは、滝の大きさと懸垂下降の練習用で9㎜×20mを持参、正解でした。短い時間でWWを愉しめ、カエルもいたし、ヤマメも跳ねてました。資料の渓相の緑が綺麗で計画しましたが、生憎の天気で残念でした。滝子山の周辺でもあるので、前から気になっていた地域なので来れて良かった。

<アイキャッチ画像:10m滝の右の岩壁に咲いていたイワタバコ>