八の峰を踏んだ宇都宮アルプス

平日山行は快晴の元、宇都宮アルプスを歩いた。正確には、篠井連峰(榛名山・男山・本山・飯盛山)と富屋連峰(高館山・黒戸山・兜山・鬼山)で、篠井富屋連峰と呼ばれている。


◆期日:2020年3月25日(木)

◆山域:栃木県宇都宮アルプス

◆天候:快晴

◆形態:日帰りハイキング

◆資料:『栃木の山140』 地形図

◆メンバー:L=KA YT NN

◆コースタイム

宇都宮駅前タクシー→子どもの森公園登山口9:15…10:18①男山▲524m…10:44②榛名山▲527m…11:25③本山▲561.6m…12:34④飯盛山▲501m…13:12青嵐峠…13:42⑤高館山▲476.6m…14:28⑥黒戸山▲412m…14:55⑦兜山▲372m…15:19⑧鬼山▲372m…中徳次郎登山口…16:05徳次郎バス停16:06→宇都宮駅、餃子とビールで打上げ後帰京 (※時刻はついた時間で休憩も含めてますので、参考タイムです)


随分前に計画された際は、私用で参加できなかったので今回は参加できてよかった。宇都宮駅からバス利用では、車道を40分ほど歩くので、子どもの森公園まで時短のためタクシーを利用した。(6050円)

子どもの森公園登山口は、駐車場からは標識が見えにくいので、歩き始めてから見つけてほっとした。そこから樹林の下を進むと、新しく林道が切り開かれていて、標識の男山に向かう。

<標識見つけた>

いきなりの、岩混じりの急登になり、ひと汗かいて男山に着いた。

<リーダーが登る>

男山は狭い岩場で、汗をぬぐって一休みする。

<①男山にオジサンが登頂>

別方向から登ってきた地元の青年に榛名山の道を確認したら、折角登ったが一度降りてから、また榛名山へ登り返すようだ。先に榛名山を登るのが、正解だった。

<②宇都宮の榛名山>

3人とも3月7日に有名な上州の榛名山に登ったので、また同じ山名に登頂!日光連山が見え、立派な祠があり、安全登山を祈って5円を置く。記名して奉納している立札が複数あった。

<②榛名山の祠>

そこから、宇都宮アルプスの最高峰本山は、登山道から少し分岐を戻る方向に進む。視界が開け日光連山をはじめ那須や会津の山々が見渡せて、展望ばっちりの本山であった。単独の方が、「飯豊も見えますよ」と「この先の大下りが面白い」と教えてくれた。

<③本山 もとやまと読むがほんざんとも呼ばれる>

いったん分岐まで戻り、登山道はガレた下りになる。

<最初の下り>

下りきって進み鉄塔を過ぎると、やがて飯盛山に着く。

<④飯盛山>

この山からの大下りは、フィックスロープがあるので助かった。(KAさん撮影)

一度コルまで下りた平坦地の先に青嵐峠がある。

<青嵐峠>

緩やかに登ってゆくと石像と三角点のある高館山に到着。ここも単独の人がいた。高館山も縦走路から少し入った所なので、また戻り黒戸山に向かう。

<⑤高館山>

<⑤高館山の三角点と石仏>

黒戸山は、登山道の一角で特にピークも感じられないところであった。(KAさん撮影)

<⑥黒戸山>

そのまま登山道を進むと舗装された林道と出会い、右手にカーブを登ってゆくと、兜山の入口である。大きな岩があり、登られていそうな大岩もあった。また林道を戻って、少し下ると今度は左手に鬼山への標識がある。

<⑦兜山>

鬼山の登りで登山道が分かれていて、左を登ると鬼山山頂に至った。そこからたぶん右の登山道に続くだろうと別方向へ下ったら、なんだか荒れてきて歩きにくい。と見たら、白色のチョークが付いたボルダリングの岩があった。クライマーの踏み後だったことが判明し、そのまま踏み後を辿ると、どうにか元の分かれた道に出た。地形図は、標高が同じせいか実際の鬼山に兜山の表記がある。

<⑧鬼山は山名版が新しい>

鬼山の岩場は登られているようだ。(KAさん撮影)

最後のピークも踏んで、そのまま林道を下ると中徳次郎登山口に出る。そこからは、畑の間の舗装路を、徳次郎バス亭に向かう。国道に出たら右に進み日光街道との交差点を右折すると徳次郎バス停に着く。バスがすぐ来て、一路宇都宮駅ヘ。駅前で、餃子を食べて満足して帰途に就いた。

<バス停へ>

天気に恵まれ、急登やフィックスロープを掴んだ大下りあり、ポコポコと八つのピークを踏んで、愉しい山行であった。いい汗かいた後、餃子とビールも実に美味しかった。結局この後は、新型コロナウイルスの影響で、山が遠ざかってしまったので貴重な平日山行であった。計画したYT氏に感謝している。

アイキャッチ画像:高館山の石仏