連休は風雪の蔵王でまったりと~♪

山の友人Fさんに、「連休に蔵王に行きませんか」と誘われたので、いつものメンバー7名がワイワイと参集しました。ワカンでスノーハイクしたり、スキーで滑ったりしました。


●日時:2018年2月9日(金)夜発~12日(月) 前夜発2泊3日

●天候:10日曇り 11日降雪 12日降雪  ●形態:スキー、ワカン利用スノーハイク

●メンバー:L=KF MK IM KK NN(車利用2泊3日)

MW SH(新幹線利用1泊2日)

●日程:9日夜東所沢駅集合Fさん宅で仮眠後10日朝5名車で蔵王へ

10日朝発新幹線で2名蔵王へ    ※10日蔵王中央ロープウェイ駅で7名集合

10日=ゲレンデスキー組4名とワカンで三郎岳から五郎岳スノーハイク組3名に分かれて活動。16時に山形山岳会山小舎に戻り、大宴会!(30名ほど)

11日=7名全員でワカンで地蔵岳ロープーウェイ駅の地蔵尊までスノーハイク。

出発8:50…帰還12:25 山小舎に戻り2名は帰京、5名はスキーなどして再び夜は大宴会!

12日=4名はスキーで降り、1名はロープーウェイ駅までラッセルして登り返して下山。

その後雪で埋もれた車をかき出し、温泉で汗を流してから帰京。


10日は、午後からスキー組とワカン組に分かれて活動しました。

<スキー班、ゲレンデで>

Fさんの知り合いの山形山岳会の山小舎に、宿泊しました。下の写真の三角の建物の後ろに、この小屋はあります。

<ゲレンデから>

懐かしい再会を祝して!二人が女子大生の時のスキーの先生K氏と。

<スキーの先生と元生徒です>

ミニヤコンカから生還した松田宏也氏が参加されてましたので、皆で記念撮影をしました。彼の手は触れると、柔らかくてふわふわしてました。登山はもとより、スキーも愉しんでいる様子でした。何でも講演会がきっかけで山形山岳会と懇意になり、それからスキーも覚えたとのことです。

<松田氏を囲んで和やかに>

小屋での大宴会です。

甕の一刻者、太陽のしずく、バランタイン17年物、甲州ワイン、澤の井とメンバーのお酒も味わえました。他の方々が持参したお酒もとても美味しかったです!HさんのエイヒレやKさんのモツ煮のつまみも出してもらいました。小屋の料理は、サラダやエビチリ、麻婆豆腐、丸こんにゃく、おでん、漬物などなど…。米どころなのでご飯も美味しかったです。\(^o^)/

<小屋の内部です>

翌11日朝、早めに食事を済ませて、ワカンで出発しました。道中ゲレンデを突っ切るときが神経を使いました。リフトの下を通らないようにとも注意されました。天候は悪かったです。

<ゲレンデの脇をワカンで登ります>

登っていると、前夜のお酒で喉が渇いてたまりませんでした。が、どうにか地蔵岳ロープウェイ駅に着き、その先にある地蔵尊にご挨拶できました。風もあるので、ロープウェイ駅の建物に避難して、休憩を取りました。寒くて手がかじかみ、東北の山である蔵王の厳しさも少し味わいました。モンスターは、今年は雨が多く天候不順であまり発達してないとのことでした。地蔵尊までは、ロープウェイ駅からすぐなので、ボーダーやスキーヤーに混ざって、一般の観光客も訪れてました。

<頭だけ出していた地蔵尊と手前は錫杖と賽銭箱>

下り始めるとすぐにサングラスに付いた雪で見えなくなり、私は遅れてしまいました。声を出しても、帽子をかぶり風雪で、お互い聞こえにくくなってました。そんな中でしたので、モンスターの写真は撮れませんでした。どうにかまたゲレンデ脇を通って、小舎にたどり着きました。ここで、2名は残念ながら帰京です。お疲れ様でした!

<凍れるメンバーです>

<帰還して7名で万歳!>

<小舎の前で>

12日は、蔵王中央ロープウェイ駅乗り場まで、ゲレンデを滑り降りました。他の方にザックを背負っていただき、私は空身でどうにか降りました。他のスキー班は、ゲレンデで練習してました。スキーをしないメンバーは、ラッセルでロープーウェイ駅まで登り返して降りました。

車が雪に埋もれていたので、全員で雪かきをしてほり出しました。その後温泉に入り、食事をして帰りました。毎度の運転手、FさんとMさんに感謝です。

宿泊:山形山岳会山小舎は、営業小屋ではありません。山岳会関係者の尽力で運営されており、とてもほのぼのとした雰囲気で寛げました。

温泉:新左衛門の湯(700円)強酸性なので、貴金属は×。露天は、足元の雪を踏むので寒いですが、3日間の汗を流し温まりました。温泉と併設されている土産物屋でお酒を購入。

『無濾過樽前原酒 三百年の掟やぶり』寿虎屋酒造(株)「とてもおいしー」と、旦那が喜んでました。気が付いたら、私には一口しか残されてませんでした。が、山小舎で普段飲めないようなお酒をいろいろ飲めたので満足でした。

<土産のお酒です>

帰宅してから、松田氏の著書『ミニヤコンカ奇跡の生還』を読み返してます。1983年の発行ですが、実際の松田氏の人柄が髣髴とされる文章でした。内容は壮絶なのですが、気さくでひょうきんで明るくて。

<自宅にありました>

思わぬことで初めての蔵王へ行け、しかもこの機会が無ければもうスキーも滑ることはなかった思います。天候にはあまり恵まれませんでしたが、ほのぼのと温かい気持ちになる思い出深い山旅になりました。一緒に過ごせたメンバーとお世話になった小舎の関係者にありがとう!です。<m(__)m>

<アイキャッチ画像:凍れるブナの木>リフトに乗りながら、雪のブナ林を眺めてました。