師走の奥多摩・蕎麦粒山は寒かった

めぐろ山学クラブ・仲間のメンバーで、12月の日帰り企画で、奥多摩の笙の岩山経由で蕎麦粒山に登った。


■日時:2018年12月8日(日) ■山域:奥多摩 ■形態:読図と冬山

■メンバー:L=SO SL=KO CM KK KA EN YO NN (8人)

■装備:冬山日帰りハイキング+軽いアイゼン+防寒着

■天候:晴れの予定が、曇りがちで寒い日。下界は晴れている様子が山から見えた。

■日程&コースタイム:奥多摩駅バス8:35発→川乗橋下車8:48…川乗林道登り口9:00…鳥屋戸尾根…笙の岩山(▲1254.8m)11:05…蕎麦粒山(▲1472.9m)12:45…一杯水避難小屋14:15…ヨコスズ尾根下山…15:50東日原バス停16:17発→奥多摩駅 ホリデー快速乗車 ※時間はすべて到着時間で、休憩時間は割愛してます


奥多摩駅からは臨時バスも出ていて、私達は川乗橋でバスを下車。体操や身支度をどしてから出発、すぐに林道からの登り口を発見して、皆で確認中。

<川乗林道からの登り口>

先頭を交代しながら、何回も現れる急な登りを、落ち葉を踏みつつ、ひたすら息を弾ませて進む。

<急な登りが何回も>

時折、石柱があったりする。

<石柱が幾つかある>

18年ぶりに、三角点のある笙の岩山に到着。前は、緑濃い8月に沢の下山で利用したので、山の記憶は忘却の彼方でした。少休憩して、蕎麦粒山へ向かう。

<三角点と笙の岩山>

まだまだ蕎麦粒山までは幾つかピークを踏まなければならない。塩地の頭、松岩の頭、長尾山などである。やっと、蕎麦粒山の山頂の岩が、樹林の間から見えてきた。

<蕎麦粒山山頂へ>

山頂の岩の陰に、小さな狛犬さん、阿吽が待っていた。寒い中、フリースを着て、アンドーナッツを食べた。

<蕎麦粒山の山頂の狛犬さん>

蕎麦粒山山頂から川苔山方面の縦走路を眺めると、霧氷の白い木々が季節を物語っていた。

<縦走路と霧氷>

時間が無ければ、棒杭尾根下降も視野に入れていたが、足並みが揃っていたので、計画通りヨコスズ尾根を下山に採った。枯れた水場をすぎて、すぐに一杯水避難小屋に着いた。

<一杯水避難小屋下のベンチで>

避難小屋のトイレを拝借。小屋の戸を開けたら、数名の登山者が中に居た。シュラフに寝ている人や鍋を作っているパーティーも。明日ここから縦走するのだろう。

<避難小屋手前にあった水場は枯れていた>

<一杯水避難小屋>

さて、バスの時間まで2時間をきったが、コースタイムは1時間40分なので間に合うよう皆さっさと歩き始めた。無事、東日原のバス停に余裕で到着した。

<東日原バス停はもうすぐ>

東日原の人家の畑に、背高のっぽの皇帝ダリアの花が咲き誇ってた。この時期、色も姿も目立つ花です。

<皇帝ダリアが咲き誇る>

2000年8月に倉沢谷長尾谷を遡行して蕎麦粒山に至り、下山で鳥屋戸尾根を降りたのだが、季節が違うので印象が違っていた。こんなに急な登りが続いていたとは…。歩き甲斐のある尾根でした。陽が短いこともあるが、もっと地形図を見る余裕が欲しかった。軽アイゼンは使用せず、山頂付近は体が寒さに慣れてないせいか、寒く感じた。

<アイキャッチ画像:道中見かけたつちぐり>