2017年の足納めは東筑波連峰へ

めぐろ山学クラブ・仲間では、平日に山に行けるメンバーで時折登ってます。師走の歩き納めにT氏が企画した東筑波連峰という馴染のない山域に行きました。JR岩間駅起点で、愛宕山から難台山、吾国山をめぐり岩間駅に戻る周回コースで、見どころや岩場も多く歩き甲斐のある山行でした。


●2017年12月27日 (水曜日) 晴れ  ●形態:日帰りハイク

●メンバー:L=YT EN NN 3名

●山域:茨城県 東筑波

●工程とコースタイム

JR常磐線岩間駅8:26着、タクシー利用で愛宕神社大駐車場8:45…8:56愛宕神社=愛宕山(▲305m)…9:18乗越峠…9:25見晴らしの丘…10:03南山展望台…10:30団子石峠…10:34団子石…11:06四等三角点(▲431.8m)…11:20大福山…11:30獅子ヶ鼻…11:35天狗の奥庭…11:42屏風岩…11:58難台山(▲553m)12:08…13:05道祖神峠13:25…14:00吾国山(▲518.2m)…14:30道祖神峠…15:00舗装路に出る…長沢地区…上郷地区…16:40岩間駅16:51乗車し帰京


JR岩間駅で予約しておいたタクシーに乗車、愛宕神社の鳥居の前の大駐車場まで入りました。(料金1270円)

<立派な神社で登山の無事を祈る>

奇祭の悪態祭りがあったばかりでそうです。神社の後ろの高いところが、愛宕山らしいので、そこまで入り、山行の無事をお祈りしました。

<神社の奥の宮>

フォレストハウスでハイキングマップを手に入れて、標識に従い広い登山道を進みます。乗越峠には、沢山の標識がありました。大型バスで地元の水戸一高の陸上部であろう生徒が来ていて、歩いたり走ったりとトレーニングしてました。

<乗越峠>

天狗の標識が設置され、見晴らしの丘へ到着。展望が開けて、関東平野が広がってました。

<天狗の標識>

見晴らしの丘から鐘転山の方へ歩き始めてしまうも、すぐに誤りに気が付いて戻ったので事なきを得ました。しばらくすると、立派な南山展望台が目に入り登りました。無料の望遠鏡が設置されていて、各自覗いて展望を愉しみました。地元のハイカーであろう方々が、「今日は寒いね」とかで挨拶を交わしていました。

<南山展望台>

<無料の望遠鏡で愛宕山方面を見る>

気持ち良い尾根道をアップダウンを繰り返しながら、団子石峠を過ぎてすぐに団子石が鎮座してましたので、記念撮影です。

<団子石峠>

<団子石で万歳!>

石のたもとの日溜りで休憩タイムを取りました。そこから、大福山と標識のあるところも通りました。

<大福山>

この先の獅子が鼻というハングした岩には、錆びたリングボルトの残置が幾つか見えたので、過去にクライマーがアブミの練習していたのかも…。天狗の奥庭の素敵な木彫りの標識につられて、脇道に入ると岩場がありました。そこからすぐに屏風岩に到着、大きさが解るようにT氏に立ってもらいました。

<看板に惹かれて>

<屏風岩の前では人物が小さい>

ようやく祠のある難台山に到着しました。山頂には2~3人が訪れていて、記念写真を撮って頂くも、寒いので日溜りを探して進みます。

<難台山は寒かった>

<難台山の山名版>

<難台山の祠>

登山道は幅広いので、ダブルストックの練習もできました。日差しもありますが、雲の下では雪が舞って寒かったです。霰のような白く丸いものが解けずに、土に転がっていました。

<ダブルストックで気分良い尾根道を進む。前方の山は吾国山>

何回かアップダウンがある道を降り切ると、県道42号線の道路が横切る道祖神峠でした。古い石碑がありました。しばし休憩後、吾国山を目指します。

<古の道祖神>

自動車道路と並行する登山道を歩き、左手に閉鎖した洗心館の建物の脇を通り過ぎて再び自動車道を横切ります。伐採地を右手に見ながら急坂を登ると、大展望の吾国山が待ってました。一等三角点のある山頂の田上神社の周りを歩いて展望を愉しんでから、再び道祖神峠まで戻ります。

<吾国山の山頂の神社>

<吾国山の神社の下で>

難台山で出会った方から、道祖神峠から長沢方面へ下ると岩間駅には早いと聞いたので、道祖神峠からは標識に従って長沢へ連峰の裾を進むと、やがて舗装路に出ました。そこから駅まで県道280号線を歩きましたが、畑の間を幹線道路が突っ切るところなので長く感じました。途中で白い犬が私達を案内するように前を歩いていましたが、ご主人の黄色の車が来たらさっさと戻って車に飛び乗ってました。採石場もあるので、大型トラックが行き交うのも平日ゆえでしょう。行きは愛宕神社の鳥居の大駐車場までタクシーで入り楽をしたので、帰りはその分沢山歩きました。

<舗装路にあった大きな案内板>

<筑波山が近い>

初めての山域でしたが、出会う人も気分よく、空気は冷たかったのですが2017年の締めに相応しい満足する山行でした。筑波山は場所に寄り色々な表情を見せてましたし、遠く鹿島灘も見え展望は抜群でした。カタクリやスズランの群生地もありますので、花の時期にも訪問したい東筑波連峰でした。

アイキャッチ画像:道祖神峠の白い椿