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雨上がりの荒船山で出会えたクリンソウ

2019年6月、まだ登ってない荒船山に誘われたので、ホイホイとついて行く。航空母艦の様な荒船山は、上州の山に登るとすぐに分かる。そのダックスフンドの背中のような平らな部分は、豊かな森が広がり、クリンソウの群落もあり、雨上がりの新緑を堪能できた。

土曜日は嵐の模様なので当初のハイクを中止、移動だけにした。天候悪化もあり、テントからバンガローに変更して大正解であった。登山も濡れた岩場を回避して、一般的なコースに変更した。


■期日:2019年6月15日午後発16日(日)  ■山域:群馬県 荒船山

■形態:前夜発ハイキング  ■天候:15日降雨  16日おおむね晴れ

■メンバー:L=KF  SL=IM  MK  KK  NN  (5名)

■装備:ハイキング装備+テント泊装備のシュラフカバー、銀マット、食器、入浴セットなど

■工程&コースタイム

15日=東所沢13:00集合、食糧買い出し→車一台で移動→キャンプ場(泊)

16日=キャンプ場…内山峠登山口8:30…修験道跡9:05…一杯水9:30…艫岩展望台9:45…石碑10:25…クリンソウ群落10:30…経塚山10:55…往路を戻る→荒船氷穴見学→荒船の湯に立ち寄り、帰京 ※時刻は到着時間で、休んだり撮影したりと大まかなもので、のんんびり歩いてます


宿泊したバンガロー、電気も付いていて5人では十分な広さであった。15日に買い出しして、茸鍋で宴会。

<嵐の一夜を快適に>

数々のアルコールは、5人では一夜では飲み切れなかった。

<ビール、日本酒、ウイスキーなどなど>

車で内山峠まで行き、そこからピストンで経塚山(荒船山は総称で最高峰)へ向かう。

<内山峠の看板>

修験堂跡には、苔むした石の土台が残されていた。

<円形の石>

修験堂跡には、岩穴があり下に向かって幾つかあった。

<修験場の岩穴>

そこから一杯水に進む。滝が流れていた。

<橋の上で>

やがて、艫岩展望台に到着。覗き込むと、草むらの下には空間が広がっていた。写真撮影中に転落する現実が信じられるところであった。

<展望台>

ここからは、平らな登山道を気分よく歩ける。♪~♪

しばらく進むと大きい石碑(皇朝最古修武之地の碑)や、祠に出会う。

<大きい石碑>

すぐに、クリンソウの群落が迎えてくれた!

<クリンソウ>

沢沿いに可愛いピンクの花を広げていた。しばし、撮影タイムとなった。

<クリンソウ>

荒船山という山のピークはないので、最高峰の経塚山で記念撮影。

<最高峰の経塚山で>

経塚山に広がっていたツツジは、深緑に溶け込んでいた。

<ヤマツツジ>

往路を戻り、内山峠駐車場へ。

<航空母艦の荒船山>

荒船山を後にして、荒船氷穴を見学(入場券500円)する。「富岡製糸場と絹産業遺稿群」として世界文化遺産に登録された荒船氷穴では、ガイドの方が説明してくれた。岩の積み上げた下の隙間から、夏とは思えない涼しい風が漂ってくる。上高地から岳沢に至る途中にある風穴を思い出す。この冷気を利用して蚕の卵を冷蔵貯蔵する建物があり、蚕の孵化を調整できるようにして養蚕の発展に繋がったそうだ。

<手前の方がガイド>

この地の歴史に心を馳せながら、冷気を浴びた。氷穴を後にして一路温泉へ。

<石垣の氷穴全容>

帰りは、荒船の湯(600円)に立ち寄って汗を流して、台湾料理屋で食事して帰途に就いた。

荒船山の山頂台地には、いい感じの森が広がっていて、沢も流れ、クリンソウの群落も愛でることができた。嵐の翌日なのに、老若男女のハイカーにもたくさん出会った。いろいろな登路がある山なので、違うルートで異なる季節に再訪してみたい。

アイキャッチ画像:展望台でのカミキリムシとツツジ

平成最後は遙かなる笈ヶ岳へ

笈ヶ岳は、加賀の霊峰白山の北に位置し、岐阜県と石川県・富山県の県境に在る雪の時期にしか登れない山である。今回は、目標を持つ大切さを痛感した。私は、膝を痛めていたので参加に迷いがあったが、実施までトレーニング山行を組んで、参加できるようにした。


■期日:2019年4月27日(土)発~4月30日(火)  ■形態:残雪期縦走テント泊

■山域:北陸     ■装備:雪山テント泊一式 ピッケル アイゼン ストック

■天候:27日移動日(曇り)、 28日(晴れ)、 29日(高曇り夜雨)、 30日(晴れ)

■メンバー:L=EM SL=KH AM MK(会員外) KK NN 6名

■ルート&コースタイム

27日(土):東所沢駅9:00集合、車2台で移動。現地スーパーで食糧など購入、道の駅瀬女(せな)で車中およびテント泊

28日(日):7:00道の駅→8:15駐車場P1…中宮発電所貯水池…13:00山毛欅尾(ぶなお)山(▲1365m)…16:40冬瓜平(かもうりたいら)手前の尾根でテント泊<所要時間約8時間>

29日(月):8:05テント…10:30冬瓜山10:50~11:20シリタカ山…13:10笈ヶ岳13:35…トラバース…尾根合流地17:00…18:00テント場 <所要時間約10時間>

30日(火):5:25テント場…8:15山毛欅尾山…中宮発電所貯水池…11:35駐車場<所要時間:約5時間>

比咩の湯(ひめのゆ)石川県白山市瀬戸辰3-1金沢工業大学キャンパス内 500円で入浴、途中で食事後、帰京。目黒の自宅へは平成中の午後11:55分に到着。

■食事計画(共同分) 4/27夜 各自 4/28朝 各自 4/28夜スペシャル手巻き寿司

4/29朝 デラックスおうどん    4/29(月)夜 天下のアヒージョ         4/30朝 ウルトラアヒージョスープ  (連日の酒宴に酔いしれた)


28日=初日は、車の移動で終わり、翌28日重荷を背負って駐車場を出発。発電所の導水管脇の急な石段を延々と登り、大汗をかく。土合駅の階段がかわいく思えるほど…。そこから、踏み跡もどきの登山道を進むと、急斜面の登山道の右左が一面のカタクリの花であった。

<石段は何処までも続いた>
<見事なブナの木>
<朝露で濡れるカタクリ>
<雪が着いているブナ林で休む>

ブナ林の平らな所で休憩、更に登るとところどころヤブも出てきて、重荷やピッケルなどが引っかかり難儀した。毛欅尾山まで登りつくと、白山や目指す笈ヶ岳が見え出す。起伏がある尾根を辿り、まだかまだかと思う頃、日本海が見える尾根でテント場を探して設営。毛欅尾山日帰りの三重県のパーティーの他、テントは他に3パーティーが入山していた模様。

<毛欅尾山で>
<白く輝く白山>
<快適なテント場>

 29日=今日は、笈ヶ岳ピストンだけなので、出足が遅かったが、遠距離の運転や前日の睡眠不足を考えると無理はできない。私たちの先にテントが2張あり、トレースもあったので、ルートが分かり助かった。全員初見の山であるので、方向を確認したり、岩場を巻いたりしながら進んだ。シリタカ山手前で、茨城県から来た男性2人パーティーとすれ違い『まだまだ上り下りがあるよ』と教えてくれた。その後で、別のすでに登頂して戻ってきた単独の男性が、登ってきた尾根伝いのルートでなく、斜面をトラバースしてどんどん下ってゆくのが見えた。私達もできれば、このトラバースで戻りたいと考えていた。アイゼンは、途中で装着した。

<岩場通過>
<岩場を巻く>
<冬瓜平を行く>
<山頂は後ろの左の黒い尖った所>

もうすぐ山頂だと思ったら、手前のピークであったので、がっかりしつつ進むと、ボロボロになった木の標識のある笈ヶ岳に着いた。眺めもさることながら、積雪期でないと登ることができないこの山に登れて本当に嬉しかった。

<やっと到着笈ヶ岳山頂>

下りのテント場まで、今度は延々とトラバースが続き、時に崩れたり、ヤブに入ったり、ルートを確認しつつ進んだ。長い長いトラバースをして、どうにか登りで使った尾根に合流、トレースもバッチリ出てきたが、私が別のルートからのトレースに引き込まれてしまい、少し戻って私たちのテントにどうにか無事帰還できた。

<寄生木も沢山あった>
<長い長いトラバースが続く>

30日=夜半から雨が強かったが、朝方は小やみになった。天気の回復が早まったようである。雪が無くなったりして様変わりしたルートを引き返した。初日の上りはアイゼンは付けなかったが、下りは安全のため付けた。下部のヤブで2回程ルート探しをしたので、赤布は必要である。ヘトヘトになって駐車場に着いた時は、何もしたくはなかったが、長い帰還道中を考えて、暑い中荷物を整理して帰途に就いた。運転手に感謝である。

どうにか家に着いたのは、平成最後の4月30日午後11時55分であった。3日間素晴らしい山行で、私は膝が万全でなかったが、雪山ゆえ反発が大きくなかったので、どうにか歩き通すことができたと思う。地元の方は日がえりでピストンも可能であるが、私には憧れの山であったので、苦しくても幸せな3日間であった。

アイキャッチ画像:点々と続いていた熊の足跡

秋川の天王岩は爽やかでした

2019年4月の平日、久しぶりの外岩の練習を秋川の天王岩で行いました。


■期日:2019年4月18日(木) ■天候:晴れ時々曇り ■奥多摩、秋川

■メンバー:L=NN SO MW (3人) ■形態:クライミング

■装備:クライミング装備一式、ヘルメット、スリングなど

■日程:武蔵五日市駅8:00集合→上養沢行バス8:17→曾利郷橋(350円)下車…9:40天王岩、下の岩場 他に数パーティが練習していた。終日練習、14:55曾利郷橋バス停に乗車→武蔵五日市駅15:39乗車、ラッシュ前に帰宅


非力なリーダーでも岩場までは徒歩5分なので

3人の中で一番登れないのにリーダーの私は、膝を痛めているし、天王岩は今回で2回目。公共交通機関利用でも、バスを降りてから岩場に5分で着くので計画した。前回は、他の方にリードしていただき上の岩場で登っただけであるが、今回は比較的グレードの低い下の岩場で、トップロープの支点工作など中心に企画した。ので、私もほぼ初めての岩であった。が、結局下の岩場も、支点の場所が思いのほか良くないので、SO氏に支点工作をすべて任せてしまった。本番に強いSO氏の存在は心強い。

1本目は、指が痛くなる所であった。5・8位。

<指が痛くなる>
<1本目上部>

2本目は、その右脇を登ったが、あまり登られてないようで、苔も少々…。

それからは、トップロープで、確保を交代しながら様々な面を登って練習できた。トップロープの架け替えもSO氏がトラバースしながら行った。私は、落ちた時振り子トラバースを…。

最後は、下の岩場正面の左側を登る。上部は快適に登れた。

<岩場の左寄りを登る>

横から撮影、MWさんは快適に登る。

<快適に登る>

下の岩場全景。右側から左にルートを変えつつ登った。

<下の岩場全景>

上の岩場、以前登ったクラック。

<上の岩場>
<他のパーティーと上の岩場>
<マス釣り場>

平日でも数パーティーが訪れていた。北向きの岩場なので、思いのほか涼しく、爽やかであった。気分良い汗を流して、クライミングを終了、帰途に就いた。岩の修行は足りない事を痛感、まだまだ続く…。

<アイキャッチ画像:秋川の新緑>

雪上訓練で谷川岳周辺へ

2019年の雪上訓練を会で実施、私がリーダーであったので、新人を中心に基本的な雪上歩行など行った。翌日は、高倉尾根を登った。


今年も谷川岳周辺で、雪山を安全に登るための基本的な訓練を、ENさんとYOさんを中心に実施した。2日目は、高倉山・三岩山・吾妻耶山の3案を提出、天候と積雪量を考慮、現地で判断して高倉山に決めた。

■期間:4月6(土)~7日(日)■山域:上越・谷川岳周辺  ■地形図:茂倉岳・水上  ■天候:6日=晴れ、風は冷たい 7日=高曇り~晴れ、比較的暖かい

■メンバー:L=NN SL=CM  YT・SO・EN (以上5名2日間参加)

6日のみ参加:HT・TT・YO   7日のみ参加:KK

■行動&コースタイム

6日(土):土合駅集合9:54…11:00身支度後出発…登山センター…マチガ沢12:15…雪上訓練 (雪上歩行 ピッケルの使い方 滑落停止 耐風姿勢など)…14:10マチガ沢の斜面を登る…15:05西黒尾根…16:00ロープウェイ駅でTさん夫妻、YOさんと別れる…16:30土合駅…KK到着…土合駅泊

7日(日):6:20土合駅…6:45ロープー駅荷をデポ…7:20戻って高倉尾根末端…鉄塔2基…11:15高倉山11:35…12:00ロープウェイ山頂駅→荷物整理・反省会→バス14:05→14:27水上駅15:53乗車で帰京  ※細かい休憩は記載せず、大まかなタイムです


6日:土合駅も人気があるのか、上越線の車両も増え、登山客以外の方々も多かった。もぐら駅の階段も、私はストックを突いてゆっくり登った。土合駅で必要な装備を持ち、その他の荷はデポして、マチガ沢へ向かう。途中の林道も雪の付き具合が悪いところも歩けば、練習になる。マチガ沢への林道途中でTさん夫妻と合流できた。マチガ沢では、3パーティーが、完全装備(ヘルメットやハーネス、ロープなど)で訓練しており、その先の足跡の無い斜面で、訓練を実施した。私達は、ハーネスは付けずに訓練した。

<マチガ沢への林道>

斜面の登り方や、方向転換の仕方などピッケルの使い方と歩き方を交えてENさんとYOさん中心で練習した。私は、膝が曲がりきれないので、CMさんやSOさんがモデルになって動きを見せて、滑落停止の姿勢など示し、積極的に繰り返し滑落停止の練習をした。ベテランの方々も、それぞれのペースで訓練に参加。午後2時を回ったので、マチガ沢での訓練を終了。

<滑って回ってピッケルを差す>
<訓練後のボコボコの斜面で>

Tさん夫妻達と分かれて、訓練していた斜面を西黒尾根に向かって登り始めた。結構な急斜面で、固い雪面があったり、深くもぐったりしながら少しのヤブを越えると、西黒尾根に出た。ここでもテントを張って、斜面で何人かが訓練をしていた。以前、この西黒尾根で2回程、雪洞で泊まったことを思い出した。

<マチガ沢からの輝く谷川岳>

あとは、西黒尾根を土合駅まで下るだけであるが、私が想定していた鉄塔付近よりかなり上部に到達していたので、西黒尾根の下りも長くなり、それもまた良い練習になったと思う。ロープウェイ駅で、日帰りのメンバーと別れ、ビールなど購入して土合駅へ向かう。駅では、他のパーティーも泊っていた。ブランデー持参で、夜にKKさんが合流。

7日:CMさんと相談して、一時雨の天気予報や、人数的に一台のタクシーに乗れないなどの条件で、高倉山へ至る尾根(以後高倉尾根と呼ぶ)を登ることに決めた。高倉尾根の情報はなかったが、古い地形図やエアリアマップには破線がある。ロープウェイ新装時に通行不可なったのかも調べたが、大丈夫そうなので提案した。天候が悪化したなら、尾根の途中で戻ればいいし、タクシーで入らない分時間的にも余裕ができる。もちろん、前日高倉尾根の取り付も確認していた。

一度ロープウェイ駅まで行き、不必要なものをロッカーに入れてから、また少し戻って高倉尾根に取り付く。雪を拾って尾根に出ると、鉄塔も2基あるので巡視路の踏み跡もばっちりあった。下部は痩せ尾根であったが、夏道が出ていたので分かり易かった。その先は、少々薮が出てきたが、標高1000mを越えると雪も安定して出てきて、尾根も広くなってきたので歩きやすかった。トップをベテランのメンバーが交代で膝下位のラッセルで進み、ゴンドラやトンネルの通風孔、天神平スキー場を横目に登って行った。谷川岳も終始どっしりした山容で聳えていた。上部はブナも出てきて、気分よく自分たちだけのトレースを残して登れた。動物の足跡も多く見受けられたし、途中で熊棚もあった。

<広くなった尾根で一休み>
<熊棚>

やがて、白くて丸いアイスクリームみたいな高倉山の山頂に至った。山座同定をしたり、記念写真を撮ったり、私達だけの空間を愉しんだ。

<谷川岳を従えて山頂で>

下山は、ロープウェイ山頂駅までスキー場リフトの脇を通って、ロープウェイを利用した。ロープウェイ駅で荷を整え、反省会をしてからバスで水上駅に出て帰京した。雪質により、アイゼン訓練ができず残念であった。高倉尾根をトレースしてみて、候補の三岩山の方が多少難しい印象が残った。新人の訓練には半日で登れるので、高倉尾根は適していると思った。

膝痛で通院中の私は、2日間のリーダーは重荷であったが、サブリーダーや参加したメンバーの協力、そして天気と山も味方につけて、予定通りの内容を遂行できて満足している。が、今回はあくまで訓練、5月の雪山の本番はもうすぐである。

<高倉尾根からの早春の谷川岳>

アイキャッチ画像=高倉尾根で出会った小動物の可愛いトレース。

足利の里山・両崖山から天狗山へ(リハビリ+歴史散策+撮影)

右膝が痛むので、足利の織姫神社を経由したコースで、軽めのハイキングの計画を立てた。山だけでなく、足利学校なども見学して歴史散策もした。リハビリしながら、一眼デジカメ持参での散策、さらに、行動食の摂取実験もしてみた。単独の時ゆえの試みである。


◆期日:2019年3月24日(日)  ◆天候:晴れ(強風) ◆メンバー:NN

◆山域:足利  ◆資料:『栃木の山 140』他  ◆地形図:足利北部

◆日程&コースタイム=7:54東武線足利市駅8:05…8:30織姫神社8:40…古墳……9:53両崖山(▲251m)10:03…10:10柴山…天狗岩…10:36天狗山(▲258.6m)10:56…11:12富士見岩…11:35須永山…11:48観音山子安堂…織姫神社…12:20鑁阿寺12:50…13:00足利学校見学13:40…14:05東武線足利市駅14:32乗車で帰京


コース概要

東武線足利市駅から渡良瀬川を渡り、織姫神社へ向かう。200段の石段を上った所にあり、明るい雰囲気の神社で、まずは安全登山祈願をする。展望も良く、富士山の白い頭も見えた。神社裏手の古墳の山々は立ち入り禁止であり、そのまま登山道に入る。総じて松と岩が多い道であり、案内板もあり歩きやすい。谷間の西溪園の梅はもう終わりころなので寄らず、両崖山へ向かう。道中至る所に展望台があり、足利市街や浅間山や赤城山などの山々も望めた。

<両崖山山頂>

両崖山で一休みして進み、分岐で柴山をピストンして、トラロープのある天狗岩を登ると天狗山に着く。山頂標識の天狗の面にぶら下がっている木札は、登頂記念に一人一個頂ける。2等三角点のある細長い山頂は風が強いので、風のこない所の木のベンチで休憩。ここも眺めが素晴らしく、老眼ゆえスカイツリーや高層ビル群もボンヤリと確認できた。

<天狗山山頂>

山頂から下った富士見岩も展望が良く、さらに進むと天狗の牙やテーブル状の岩などもあり飽きない。子安観音堂に出て石段を下ると常念寺に着く。また織姫神社の前を通り、そのまま鑁阿寺に向かい、足利学校へも寄り、東武線足利市駅に周回して戻った。

<富士見岩からの眺め>
<子安観音堂>

■リハビリ編

右足のひざが腫れて水が溜まり治療中であり、屈伸運動などできない状態なので、ワコールのサポートタイツを身に着け、膝を固定するサポーターを付け、ストック利用で歩いた。山は、コース的に3時間程で短いし、起伏も急ではないのでコースタイム通りに歩けたが、段差を跳ね降りたり、早足で歩行など右ひざに負担がかかる動作はきつく感じた。

■歴史と撮影編

<織姫神社鳥居>

素敵な名称の織姫神社には以前から関心があり、そこから山に登れるので計画した。高台にある織姫神社は、富士山や渡良瀬川の流れや足利市街地が見える景勝地で、産業振興と縁結びの神社である。1705年建立し、祭神は機織りを司る神様である。明治12年新社殿を造営したが翌年火災で焼失、今の瀟洒な建物は昭和12年に完成。火災の教訓で、石段の手すりは消火栓の役割も担っている優れものである。

<神社境内>

神社そばの古墳の機神山と行基平山(重文)は、教育委員会の立ち入り禁止の札があった。御嶽神社が祀られている両崖山は、足利城跡であり、山頂は本丸跡である。土曜日ゆえ地元のハイカーも多く、里山として親しまれているようだ。

<古墳の山>

山中はコンデジで済ませたが、足利氏の館跡である鑁阿寺から一眼レフのデジカメを使用した。鑁阿寺は、建久七年(1196年)に足利義兼によって建立された真言宗大日派の本山であり、本堂は国宝に指定されている。お宮参りなど家族連れの和やかな光景があった。私は、おびんずるさんをお参りし、右膝を始め、肩から鼻から目など現在支障がある所を全て触って、治るよう祈った。樹齢500年を超す大公孫樹や多宝塔など見どころも多い。

<橋を渡って鑁阿寺へ 下は鑁阿寺本堂>

足利学校は日本最古の学校で、室町時代から戦国時代の関東の最高学府であったという。420円の入学証で見学でき、復元した建物や庭も見事であった。結婚用の写真撮影の新郎新婦もいて、春の麗らかな一時を過ごせた。

行動食の実験編

 行動食の摂取の講座を聞いたばかりなので、実験してみた。炭水化物を取り入れてから消化吸収に3時間程かかるので、8時位からの活動を予想して、午前5時過ぎに朝食を食べた。シラスご飯と野菜たっぷり味噌汁とバナナである。行動食は、いつも持つおにぎりやパン類は一切持たずに、サツマイモを蒸かしたものと炭水化物系のゼリー飲料一袋、テルモスに白湯、お茶を500mlに飴を数個持った。羊羹にバー等はいつもとおり持った。

天狗山山頂で11時頃にゼリー飲料を飲むまでは、白湯とお茶と芋で間に合ったし、下山後散策して、午後2時過ぎに足利市駅に着いた際は、流石にお腹がすいていた。もう下界なのでコンビニでどら焼きとコーヒーを購入して食べた。栄養補助ゼリー飲料は、行動前に飲むもの、行動中、下山後と効果に種類があるので留意したい。水分も行動食もバテル前に摂取するのが肝要である。今回は、山と散策で4時間程度でばてることもなかったが、7時間以上の行動で重荷であったなら、食糧計画も変わるだろう。自分の体調を知ることも、安全に繋がると思う。

一人のんびり自分のペースで山も足利の歴史も散策できて、有意義な一日でした。

 

アイキャッチ画像:ゆらりと泳ぐ鑁阿寺の堀の鯉

 

 

 

 

 

 

奥武蔵のヤブ山・横瀬二子山から大机山へ

冬枯れのバリエーションルートを歩くのが目的で、ヤブ山好きのメンバーが8人参集した。綿密な計画は、KU氏が考え、山の会をまたがって彼と繋がりのある山の仲間でメンバーは構成されている。私は昨年夏の沢以来の参加でした。


◆期日:2019年2月16日(土)  ◆天候:晴れ   ◆山域:奥武蔵 秩父

◆形態:日帰りハイキング+読図  ◆資料:奥武蔵詳細図他

◆装備:日帰りハイキング装備+ストック+軽アイゼン(使用せず)

◆メンバー:L=KU CK RT YK KO TS YO NN 8人

◆ルート&コースタイム

芦ヶ久保駅(306m)8:58…兵の沢登山道分岐9:14…大平(770m)10:35…登山道合流地点10:39…二子山雌岳(▲882.7m)11:02…二子山雄岳(▲882.8m)11:16…岩場展望台11:25…縦走路・大机山分岐12:24…大机山(▲623m)13:27…道路14:22…横瀬駅15:01 →横瀬駅で解散後、再び芦ヶ久保駅で下車して氷柱を見学する3人と帰京組に分かれた。 (※時間はリーダーのKU氏の記録、岩山の二子山と誤るので、ここでは横瀬二子山とした)


西武線芦ヶ久保駅で、集合。トイレや身支度後、初めて参加の方もいるので、簡単に自己紹介してから出発!

<起点は芦ヶ久保駅>

駅からは、二子山方面の標識に従うと、すぐに西武線の下を通過するトンネルをくぐり、登山道を進む。沢へ降りる手前で、本日の登りのルートである兵の沢右岸尾根に入る。左手にある標識の右脇から登りはじめた。

<尾根の取り付き>

先頭をYK氏が登り、馬酔木や広葉樹の間をコンパスや踏み跡を頼りにいいペースで進む。上部のこの岩場は、左側を迂回した。

<岩場を迂回>

道中、岩にケルンが積まれていたので、私も一つ置いた。

<ケルン>

登山道に合流、標識の行き止りの方向から来た私達。ここから、二子山から大机山へ通じる尾根までは、一般登山道を歩く。トップは交代して進む。

<登山道に出た>

雪は、標高700m付近から北向き斜面に少し散見できた程度で、ほとんど歩きには影響はなかった。軽アイゼンは、持参したが使用しなくてすんだ。

<北向き斜面に雪があった>

雌岳手前の、一般登山道の急な登りには、ロープが設置されていた。前にここを下った際は、急で滑りやすいので記憶に残っていた。

<ロープを利用>

雌岳に到着。この時期、芦ヶ久保駅方面に降りる浅間神社尾根コースは、氷柱があるため通行できないので要注意。通行止めの看板も出ていた。

<雌岳>

そのまま、雄岳を目指して進む。逆光で後ろに見える武甲山が写らない…。

<山頂で>

日溜りを求めて更に進み、展望のきく所から武甲山を撮る。開発で削られた武甲山の姿。

<武甲山>

雄岳からすぐの岩場は、展望が良いので周囲の確認ができた。岩場では、3人程休んでいる方がいた。大持山や武川山も指呼の先であり、下の写真の武甲山の手前にある、右手に下がっている私たちのこれから歩くルートの尾根も見えた。

<下る尾根が見えた>

ほぼ同じ位置から撮った、2013年12月に甲仁田山から登った際の武甲山。上の写真と比べると前の部分が削られているのが解る。

<2013年の武甲山>

岩場から戻り、一般縦走路を焼山方面に向かう。途中の標識で、現在地を確認する面々。

<分岐で確認>

焼山の手前の大机山へ向かう尾根に入る所で、休憩を取る。入り口には、黄色の立ち入り禁止のテープが張り渡されていた。事故でもあったのだろうか?

<テープの所から尾根に入る>

ここからは、尾根が分かれる度に地図とコンパスを合わせながら進む。一番初めの尾根の分かれる所で迷いそうになるも、CKさんの見立てで、方向を誤らずに進めた。途中の尾根から、顕著な三角形の大机山を見る。私が以前登った時は、三角山と呼んでいた。尾根の読図は、登りより下りが難しい。

<三角形の大机山>

上り下りを何回か行った平坦地に、小さな手製の三角山の標識があった。大机山の標識は分からなかった。

<三角山=大机山>

大机山で、倒木をベンチ代わりにしてひと休みする。全員で記念写真を撮る。

<倒木で寛ぐメンバー TS氏提供>

そこからは、ひたすら尾根を下るだけであるが、石灰工業の会社のある車道に降り付いた。そこから、道沿いに横瀬駅に向かう。GPS機能付きのアプリで現在地が解るので、街中も迷わず横瀬駅に着くことができた。

<秩父の案内標識>

駅に向かう途中で梅や福寿草を見た。電車の車体にも武甲山(解るかな?)が描かれ、W武甲山です。

<右の車体下にも武甲山が>

登りで記載のあった岩茸石や縦走路の小鳥峠も分からなかったし、下山の西善寺も通らず横瀬駅に着いた。それでも、予定より早く着いたので、笑顔で解散。久しぶりにお会いした方や初めての方もいたが、計画通りトレースできたので、良かった。皆様、お疲れ様でした!

 

<横瀬駅で解散>

帰りに、乗り降り自由の切符と時間があったので、3人は再び芦ヶ久保駅で降りて、氷柱(環境整備協力金300円)を見学した。人工的なものであるが、人出も多く、一見の価値はあるだろう。氷も様々な表情を現すので、ライトアップの時も見てみたい。サービスの甘酒も、身体が温まって、とても美味しかった!

<氷柱を見る>

♪~人生いろいろ、氷の色もいろいろ、温かみのある表情の氷もあれば、冷たい青みがかった氷、溶けそうな灰色がかったもの、など様々でした。

<氷柱を背に>

ヤブ山仲間のメンバーと再会できて、読図で頭も使い、十分歩き、氷柱も見れて、満足した一日でした。ただし、前に痛めた右膝にサポーターをして、ストックを利用しても、やはり帰宅後膝が腫れたので参った。結構急な登りもあったし、下りもガレていたりして、踏まれてはいるがバリエーションルートは侮れない。以下は、リーダーKO氏が作成した概念図です。

◆所 感

横瀬二子山は、4回目である。部分的には重なるが、異なるルートで再訪できた。①は17年前なので、メンバーのうち一人は亡くなり、一人は老人施設に、という現実があり、再訪した三角山(大机山)では当時を思い出し感慨深かった。

①横瀬駅~三角山(大机山)~二子山、一般道浅間神社コース下山:(4人)2002年4月14日

②芦ヶ久保駅~甲仁田山~二子山、一般道兵の沢沿いコース下山(4人):2013年12月8日

③芦ヶ久保駅~兵の沢WW~二子山、一般道浅間神社コース下山(2人):2017年8月25日 当ブログ『可愛い沢から二子山へ』参照

■追記:お土産に購入した地酒です!美味しかったです!

 

<アイキャッチ画像:毛細血管のごとき逆光に輝く木々の小枝>

赤城山で雪景色を愉しむ

2019年2月2日、『めぐろ山学クラブ・仲間』の企画山行で、雪山初級の赤城山に登った。8名参加したが、行きのバスがチェーン装着のため時間が予定より遅れたので、時間切れで駒ケ岳は回らずに黒檜山ピストンに留まった。


◆日時:2019年2月2日(土)  ◆形態:日帰り雪山ハイキング   ◆天候:晴れ 風

◆山域:赤城山 黒檜山   ◆資料:山と高原地図『赤城 皇海 筑波』他

◆装備:スットク或いはピッケル、アイゼン、他サングラス使用

◆メンバー:L=KA SL=CM MT KO SO KT TS EN YO NN

◆ルート&コースタイム:                              前橋駅8:20集合→8:45バス→あかぎひろば10:30/10:40…登山口11:00/11:15…猫岩11:32…駒ケ岳方面分岐…13:00黒檜山(▲1828m)…絶景スポット…黒檜山13:25…分岐…鳥居13:40…分岐…登山口14:30…15:00バス停15:17発乗車→前橋駅   ※メンバーは前橋で打ち上げ組と帰京組と駅で分かれて解散、時間はおおよそのもの。


バス停の前でトイレを済ませ、大沼と赤城神社を左に見ながら、自動車が通る舗装路を徒歩20分ほどで登山口に到着。身支度を整え、アイゼンを装着する。

<アイゼン装着>

猫岩の標識の所間で登ると、大沼が見えてきた。アンテナがあるのは、対岸の地蔵岳である。大沼は、オヌマとかオノとか呼ばれている。

<登りの大沼俯瞰>

樹氷は溶けたか、青空に木々も輝く。

<見事な青空>

枝に残った雪が、白い小花のようで可愛い!

<雪の花>

人出が多く、先を譲りながら途中で一回休憩を取る。駒ケ岳方面との分岐を過ぎて、平らになった尾根を進むと、3年ぶりの山頂到着。赤城山は総称で、ここは黒檜山山頂である。

<山頂のメンバー>

雪山装備だと、皆サングラスや帽子で変装?しているので、誰だか分かり難い。

<集合写真 KO氏提供>

2016年1月に来た際は視界が悪かったが、今回は展望抜群なので記念写真を撮る。3年前は、この立派な標識は無かったと思う。絶景スポットまで往復、そこからは谷川岳方面、日光の山々も見えたが、いずれも雲に覆われていた。山頂で休憩後、下山開始。雪山初心者の山ゆえか、登山者は多かった。

<黒檜山山頂で>

雪変化。雪の付いた木々の造形が面白い。

<雪変化>

分岐まで戻り、そこからすぐの鳥居まで行き、時間切れなので往路を戻る。

<鳥居>

息切れが無いので、皆下りは速い。

<わっせ、わっせと進む>

また大沼が見えてきた。点点は、ワカサギ釣りのテント。橋を渡ると赤城神社がある。

<下りの大沼俯瞰>

バス停まで戻る途中で、大沼を撮る。寒い中のテントと人。本日のワカサギ釣り大会は、風のため中止とのことである。

<大沼のテント村>

青空で天気は良かったのだが、流石に風は冷たかった。前橋駅からのバスの往復は、リーダーが群馬県共通バスカードを購入したので、一人500円ほど安くあがった。私はホリデーパス(2670円)を利用して、前橋駅でその差額を支払っても、600円ほどお得であった。アプローチが時間がかかるが、雪山入門の手頃な山を皆で愉しめた。

<アイキャッチ画像:雪と木々>

西日本の名峰・伯耆大山へ

岡山県に在住の知人の計画で、8人が参集し伯耆大山(弥山1709.4m▲)を目指した。大山を彩る素晴らしい紅葉に酔いしれ、地元の知人も、何回かこの時期に訪れているが、今回が一番!と語った。遠出した甲斐があって、2日間山を楽しめた。


◆日時:2018年11月3日(土)~5日(月) ◆形態:各日日帰りハイキング

◆天候:各日晴れ ◆山域:岡山県中蒜山(なかひるぜん)と 鳥取県大山(だいせん)

◆メンバー:L=ST(岡山在住) SL=KI  SS  KU  TI  YS  YH(以上MHC) NN 計8名

◆装備:日帰りハイキング装備 (雪の情報で軽アイゼンを持参したが、使用しなかった)

◆日程とコースタイム:

11月3日:東京発→新幹線利用岡山駅9:00集合/10:00車2台で移動→中蒜山登山口12:30/13:00…中蒜山(▲1123.3m)14:30/14:45…中蒜山登山口16:00/16:15→ヒルセンスーパー買い出し17:00/17:25→蒜山セミナーハウス宿泊所17:45 行動:3時間15分

11月4日:宿泊所7:00→大山駐車場8:05/9:00…大山山頂(弥山)12:00/12:30→大山駐車場15:15/15:45→岡山駅18:00 新幹線で4人帰京 行動6時間15分


<11月3日 移動と中蒜山登山>

岡山駅で全員が集合して、レンタカーを借りて地元のST車と2台に分乗して、一路中蒜山登山口に向かう。STさんの話では、「上蒜山を計画していたが、時間の余裕がないことと、上蒜山山頂は見晴らしがよくないことから、直前で中蒜山に変更した。中蒜山は道が良くないことから上蒜山で計画したが、記憶と違い思っていたより悪くはなかった。」と話していた。

初めての山域であったが、地元の方の心強い案内もあり、登山道も標識も整っていたので、迷うことなく中蒜山に登れた。登り口の駐車場で身支度を整え、日本名水百選の塩釜冷泉の脇を通って沢沿いに進む。何合目の看板が設置してあり、5合目に日留(ひる)神社が祀られている。その先の急登を登り、県境の稜線の笹原を進むと避難小屋が見えてきて、やがて展望の良い山頂に到着した。雲が出てきたが、蒜山高原を眼下に臨み、蒜山三座と呼ばれる上蒜山から下蒜山までの連なりも目視できた。

<一合目の標識>

五合目にある日留神社の祠で、安全登山祈願をする。

<五合目の祠>

笹原の先の左手に、避難小屋が見えてきた。

<避難小屋が見えてきた>

中蒜山山頂で記念写真!広く展望が良い山頂で、景色を愉しんだ。

雲から光芒が射していた。

<雲が多くなってきた>

蒜山高原が箱庭のごとく見えた。

<蒜山高原を俯瞰>

下山は往路を戻る。途中で買い出しをしてから、STさんの職場のセミナーハウスに向かう。食事と風呂の後、再会の祝杯をあげた。広い部屋を使用でき、清潔な布団で気分よく眠れた。宿泊は私達だけで、管理人の皆様にお世話になりました。おかげで長い一日の疲れも癒えた。

<セミナーハウス外観>

<11月4日 大山登山>

大山は、登り口から山頂付近までほぼ階段状で、ひたすら登るだけである。天候に恵まれて日本海や島根半島も望め、大勢の登山者で賑わっていた。上りは夏山登山道をとり、下りは行者谷コースである。六合目には避難小屋もあり、一休みして大山北壁を眺めた。さらに登り続けると木道に変わり、国の特別天然記念物のダイセンキャラボクが群生していた。山頂避難小屋の脇を通った先が弥山(みせん)の山頂であるが、写真撮影は順番待ちであった。大山の最高峰・剣ヶ峰(▲1729m)は、尾根の崩壊が進み縦走はできなくなり、現在は立ち入り禁止である。山頂付近の保護のための一木一石運動で、私達も下から石を運んで小屋の裏の所定場所に石を積んだ。

<登り始めの段々>

ブナの黄葉に包まれて登る。

<ブナ林>

大山北壁が見える六合目に到着したので、休憩を取る。小さな避難小屋があった。

<六合目避難小屋前で休む>

振り返れば、日本海が見えた。うっすらと左手に伸びているのは、島根半島だろうか…。

<日本海が近い>

爽やかな空気の中、山頂へ伸びる木道を気分よく進む。周辺は、国の特別天然記念物のダイセンキャラボクの広がりが見事であった。

<木道はアイゼンの跡があった>

この青空と流れる雲の下を歩ける喜び…。

<木道を山頂へ>

立派な避難小屋もあり、その後方右の山頂あたりは、人がたくさんいた。

<山頂も近い>

伯耆大山山頂で、撮影も順番待ちの賑わいでした。

大山最高峰の剣ヶ峰(▲1729m)は、途中が崩れているので立ち入り禁止区域で今は縦走できない。

<剣ヶ峰方面>

私達も下から運んだ石を、山頂避難小屋の裏手に積んだ。避難小屋は、この時期は有人で、トイレの順番待ちでごった返していた。

<登り口にあった一木一石運動の看板>
<石を積むメンバー>

山頂付近の広場で食事を済ませて、下山開始!木道は周遊して、往路に合流した。

<木道を下る>

五合目手前の分岐から、行者谷コースに入る。分岐から下の紅葉は、体が染まるのではと思われるほど見事であった。

<紅葉に染まりそう>

階段をただただ下り、行者谷に出ると元谷避難小屋も木々の中に確認できた。行者谷を渡って登山道を進む。大神山神社奥宮で無事の下山を祈願したが、新幹線の時間も考慮して大山寺はスルー、車で一路岡山駅に向かった。大山南壁は、車中から見ることができた。冬の大山は、日本海からの風雪をまともに受けて厳しい山となるのであろう。

<行者谷を渡る>

やっと大神山神社に到着、トイレ休憩後に無事の下山をお参りした。

<大きい大神山神社>

帰りの車中から、秋の大山南壁をどうにか撮影できた。

<大山南壁>

◆所感

・コースタイムは、リーダーのST氏の記録を参照した。

・行きは遅刻できないので、岡山駅まで新幹線を利用し、帰りは夜行バスで移動した。

・一部のメンバーは、四国の石鎚山や剣山を回ってきての参加で、フル活動してるなと感心した。ましてSS氏は、御年84歳です!

・2018年2月に東京マラソンで上京したSTさんを労って、有志が参集して宴会を開催。その中のメンバーとMHCの個人山行を組んで、実施できたのが今回の山行である。

・地元のST氏は、何回かこの時期に大山を登っていたが、今回の紅葉が一番素晴らしい!とのこと。私達は天候にも恵まれ、ラッキーでした。♥ 車の運転や案内、大山登山後に自宅でも歓待して頂き、STさん夫妻の厚情に感謝致します。

<ST邸にての豪華な宴♪>

追加11月5日(月)

STさん邸に宿泊したメンバーとSTさん夫妻も一緒に、備中高松城跡を見学後、KIさんの都合で福山駅に向かう。そこでKIさんと別れ、4人で福山城公園を散策後、備中松山城に向かう。雲海に浮かぶ山城で有名な所で、岩を土台に天守が建造されている様は一見の価値は十二分であった。

福山城は、月曜日はお休みで見学出来ず残念。菊まつりが開催中でした。

車で高梁市まで移動して、天空の城塞・備中松山城に行った。標高430mの小松山の山頂に築かれたもので、自然石を利用して建立された天守や石垣が素晴らしかった。天守を持つ現存する山城としては、一番高い所にあるという。1683年に大修復した天守、二重櫓、土塀の一部が現存している。

自然石というか岩盤と石垣と紅葉のコントラストが見事!

国指定重要文化財の天守は、木造本瓦葺二層二階の建物で、300円の入場料で見学できた。格子窓からは、高梁市と高梁川が眼下に見えた。

こうして3日間の充実した山旅をして、岡山を後にした。

<アイキャッチ画像:大山を流れる雲と青空>

2019年は八ヶ岳で山を開始

めぐろ山学クラブ・仲間の雪山山行で、八ケ岳の硫黄岳に登った。9年前にテント山行して以来の赤岳鉱泉である。30年くらい前に泊まったことがあるが、新装になってから赤岳鉱泉に泊まりたいと思っていた。今回、200人以上の宿泊者で賑わっていたが、個室でゆったりと過ごせた。


■期間:2019年1月19日(土)~20日(日) ■山域:八ヶ岳 ■形態:雪山小屋泊り

■天候:19日晴れて暖かい  20日風雪あり、寒い

■メンバー:L=KK SL=SO YT CM KO KA YO NN(8名)

■ルート&コースタイム

1/19=新宿駅あずさ1号7:00→茅野駅バス9:25→10:03美濃戸口10:25…11:20赤岳山荘12:30堰堤広場…13:50赤岳鉱泉15:00…15:35中山峠…15:45展望台…16:25赤岳鉱泉(泊)

1/20=7:30赤岳鉱泉…9:45赤岩の頭…10:15硫黄岳…11:40赤岳鉱泉12:00…13:00堰堤広場…14:20美濃戸口→バス→茅野駅で解散→15:50あずさで帰京

(※コースタイムは、KK氏)


1月19日

美濃戸口でバスを降りて、身支度をする。乾いた道が広がり、雪が少ないことに驚く。

<小屋の前にも雪はない>

堰堤広場での休憩も暖かく、助かる。

<身支度を整える>

北沢に沿った雪の踏み跡を進む。赤岳鉱泉の小屋ももうすぐだ。

<大同心が見えてきた>

小屋の脇に作った、アイスキャンドルでアイスクライミングを愉しむ人もいた。

<人間カマキリ?>

小屋で必要な荷だけを背負い、中山峠方面に足慣らしした。小屋前で準備中。KAさん提供。

<中山峠にて>

リーダーの一声で、展望台まで登る。見事が光景が待ち受けていた。

<赤岳>

大同心、小同心、横岳西壁が一望できた。

<大同心を含む岩場>

赤岳、中岳、阿弥陀岳、懐かしい登ったルートの数々…。また冬の八ヶ岳に来れた。

<撮影が止まらない>

8人で集合写真も撮る。

<KO氏提供>

展望を愉しんで、往路を赤岳鉱泉まで戻った。

夕食まで、個室なので和気あいあいと過ごせた。アイゼンの調節をしたり、翌日に備えた。

<個室でゆっくり>

200人を超す宿泊者で夕食は交代制であり、焼肉とポトフも美味しかった。が、私は少し前に2本抜歯したので、よく噛めず食べ終わるのが遅くなってしまった。

<噂とおりの豪華なメニュー>

暖房付きで、ベットであったので、良く寝ることが出来た。夜中に遠いトイレまで行ったが、その時はそれほど天気は崩れていなかった。

1月20日

<まだ余裕のメンバー>

樹林帯から出ると、風雪が私達を襲ってきた。分岐で2人が待機して、どうにか硫黄岳山頂に立ってすぐにとって返した。分岐での集合写真である。

<風雪の中で KO氏提供>

雪まみれのメンバー。昨日とはえらい違いであった。

上と下2枚は、YOさん提供のもの。私は、指が痺れて撮影不可状態でした。

小屋の前で、装備を整理してあとは下るのみ。林道は、滑りやすく2回程転んでしまう。

<下山>

降雪の中、美濃戸口は近い。が、雪景色は幻想的で美しかった。

<樹林と笹に降雪>

 

<アイキャッチ画像:北沢の流れ>

年末は富士山が見える可愛い山へ

めぐろ山学クラブ・仲間のメンバーで、27日平日に日帰りで、中央線沿線の要害山~コヤシロ山~実成山~尾続山をのんびり歩いた。リーダーYT氏の計画で、天候にも恵まれ冬枯れの日溜りハイクを愉しんだ。2018年の締めの山でした。


■期間:2018年12月27日(木) ■天候:晴れ ■山域:山梨県 ■形態:日帰りハイキング

■メンバー:L=YT SL=EN SO NN  (4人)

■資料:上野原市発行要害山トレッキングガイド、山梨県東部の山登山詳細図他

■日程&コースタイム:上野原駅発8:50バス→新井バス停9:06…鏡渡橋9:18…要害山登山口山ノ神神社9:48…10:25要害山(▲536m)休憩10:50…分岐10:58…風の神(▲540m)11:16…コヤシロ山(▲600m)11:40…実成山(▲609m)12:25…尾続山(▲538m)12:53…尾続バス停13:28…棡原石碑13:35…13:54新井バス停発14:16→上野原駅


JR上野原駅に着いて、驚いた!駅舎が新装になっていて、ロータリーにバス停が移り、乗りやすくなっていた。駅舎1階の土産物売場もあり、案内所でパンフレットも入手できる。バスの運転手も親切で、乗り場や山のパンフレットの事など教えてくれた。

<洒落た造りの上野原駅>

1番乗り場から乗車、新井バス停で下車。歩いて鏡渡橋に向かう。橋には、ツルのモチーフが。下を流れる川が鶴川であった。欄干にも鶴と富士山の模様が設えてあった。鏡渡橋バス停を通過する便が少ないので、新井バス停より歩いた。

<鏡渡橋>

標識に従って進む。

<要害山登山標識>

山ノ神神社手前に、天保と彫られた石碑があった。

<石碑>

山ノ神神社で、安全登山を祈願した。古い石像など祀ってあった。

<神社と標識>

歩きやすい登山道を進み、ひと登りで要害山に到着。杉の木と秋葉大権現が待ち受けていた。

<要害山山頂の木と秋葉大権現>

戦国時代、大倉砦という山城が築かれていたそうだ。土塁や堀切等の跡も見ることができた。

<山頂標識>

山頂は、展望が良いので富士山を撮影したり、山座同定してしばし休んだ。

<要害山のメンバー>

平日に関わらず、他にも登山者がいた。富士山が綺麗に見えた。

<富士山>

要害山をあとにして、風の神様へ向かう途中に登下(とっけ)と大倉へ分ける分岐があり、手前の鞍部には灯籠が鎮座していた。

<立派な灯籠>

分岐には標識もあり、迷うことなく尾根を進む。

<分岐で確認>

標識にある、風の神様の可愛い祠があった。ここで方向は北へ向かう。

<風の神様>

コヤシロ山までにも、祠が点在していた。コヤシロ山は展望があり、ここからは方向は東に変る。

<コヤシロ山で>

実成山は、みなしと読む。何だか有難味のある名で、このコースの最高峰である。このルートは、手作り感のある標識が続く。

<実成山>

三角点のある尾続山に到着。おづく、と読みます。集合写真を撮る。

<記念写真>

登山道を下り、尾続集落を経て舗装路に出ると尾続バス停はすぐである。が、本数が少ないので再び起点の新井バス停まで歩く。後ろに見えるのは、聖武連山であろう。

<尾続バス停>

棡原は、長寿の村として名をはせていた。大きな石碑があった。

<長寿の村>

やがて、歩き始めた新井バス停へ到着。ぐるっと周回してきて、目の先には、最初に登った要害山の祠の杉の木が良く見えた。バスで上野原駅に出て、駅前の店で打ち上げをした。

<新井バス停から>

小粒ながら、景色が楽しめる山行であった。上野原市は、独自に山の案内のパンフレットを作成して駅前に無料で置いてある。登山者は、有名ではないが、この地域の小さな山も安心して歩くことができるので助かる。花の時期も愉しめそうな山々が控えている。2018年の山も無事終わり、ほっとした。2019年は、どんな山々と出会えるだろう。

<アイキャッチ画像:山ノ神神社の石像類>