南秋川・熊倉沢右俣右沢遡行左沢下降

 とにかく暑くてたまらないので、沢の計画を立てた。めぐろ山学クラブ・仲間のメンバー4人で、秋川の熊倉沢に入ったが、沢でも暑さを感じたのは初めて!私でもリーダーを努めることができる、初心者向きの沢ではある。下りでプチバリエーションルートも考えたが、沢の下降を組み入れた。実は、16年ぶりの再訪の沢でもある。


●2018年8月5日(日)   ●天候:曇り~晴れ   ●地形図:五日市・猪丸

●山域&沢:奥多摩・南秋川水系 矢沢熊倉沢右俣右沢遡行左沢下降 ●形態:日帰りの沢

●参考資料:『東京起点沢登りルート120』『奥多摩大菩薩高尾の谷123ルート』他ネット等

●メンバー:L=NN SL=CM KK KA (4人)

●ルート&コースタイム

武蔵五日市駅6:58着で集合→7:10発バスで南郷まで7:47…矢沢橋7:50…落合橋8:00…熊倉林道終点8:27身支度…入渓9:05…右沢左沢分岐二俣9:27…陸軍滝9:30…4mCS滝(ロープ)10:05…休憩…10m滝(ロープ)11:02…二俣11:40…11:48浅間峠12:00…登山道…下降開始12:10…沢床にでる12:20…ヌメッタ滝(ロープ)…2m滝2段4m(ロープ)12:45…二俣13:10…2段で8m滝(ロープ)…4m滝(ロープ)13:20…右沢左沢分岐二俣…林道終点14:00…身支度と着替え15:00…15:40南郷バス停16:26→武蔵五日市駅17:21ホリデー快速で帰途に就く  ※遡行で2回、下降で4回ロープを出したので、それなりに時間を要した。


武蔵五日市の街路樹はサルスベリで、丁度ピンクや白の花が盛りであった。バスは意外と空いていて座れた。南郷バス停で降りて、矢沢橋を渡って矢沢林道を進む。

<矢沢橋>

矢沢林道から落合橋で、右手の熊倉林道に入る。両林道とも進入禁止のロープがあるが、ロープを外して入っている車を帰りに見かけた。

<落合橋分岐>

轍の後はあるが、落合橋以降はダートで普通車では厳しいだろう。下の写真の熊倉林道終了点で、身支度を整えた。左手に、沢に降りる踏み跡がある。

<駐車スペースはあるが、進入禁止>

沢に降りて、小滝を登る。絶好の沢日和である。今シーズン4回目の沢であるが、初めての光多き遡行である。

<入渓すぐの小滝を登る>

左沢との二俣からは、陸軍滝の一部が望めた。16年ぶりのご対面!前回と違って、随分と優しく迎えてくれた。光を反射して飛沫が輝いていた。

<陸軍滝と再会>

陸軍滝の左側の急な斜面を登り、また沢床に降り立つと、トヤド沢を右に分けて進む。直ぐの左手に炭焼窯跡があった。その後3箇所ほど見受けられた。見事に綺麗に積み上げられている。覗いてみたが、暗くて良く見えなかった。

<炭焼窯跡>

階段状の小滝を進むと正面に見えたのが、CS(チョックストーン)4m滝である。斜めの左壁に石が挟まっている。そこは滑っていて、残置スリングを使ってCM氏に空身で登ってもらい、確保体制の後ロープを付けて3人とザックは登った。

<下部はトイ状の4mCS滝へ向かう>

その後休憩を取ったが、休んでいても暑さが感じられたのは、沢では初めての感覚であった。沢風で涼しく感じるのが、沢登りの醍醐味なのに…。

遡行再会してすぐに、10m滝に出た。SLとLが登って、後続は高さがあるので念のためロープで確保した。水流の右側が登り易い。

<10m滝を登る>                               高さがあるので、一応ロープを出した。落ち口より撮影。
<10m滝を上から撮影>
<安全第一で>

沢はやがて水流がなくなり、登り易そうな斜面を歩きながら見上げると、東屋の屋根が見えた。前回同様、なんなく東屋のある浅間峠にバッチリと到着!皆で記念写真、目線が色々なのは、2つのカメラでの自動シャッターゆえ…。

<浅間峠にて>

一休みして12時に再び出発、登山道を10分程進んで、栗坂峠の手前にある標識を少し過ぎた付近から下降を開始した。登山道でトレランの単独の男性に出会ったが、「暑くて大変です」との言葉でした。

斜度の緩い所はふわふわした黒土で歩きやすく、下ってゆくと、すぐにすっきりと水流にでた。そこからは、したすら下るのみである。沢は浮石もあり滑っていたので、落石を起こさぬよう注意した。

<左沢を下る>

最初の懸垂下降は、滑った所で落ちたくないので行った。KAさんは、初めてのエイト環での懸垂下降であったが、4回をしっかりとこなしていた。上でセットの確認、下でロープを引っ張って止めるという安全第一で実施した。

<沢の懸垂下降>

最後の懸垂下降は4m滝。

<4m滝の懸垂下降>

4mを降りた先にある2条2段小滝。

<2条2段小滝>

やがて右沢との分岐の二俣に出て、出発点へ無事帰り着いた。沢の装備を解いて、バスまで時間があるので、着替えも済ませてからのんびりと林道を歩いた。南郷バス停までの畑には花々が夏の日差しに負けず咲き誇っていた。短いながらも今日は沢登りをした実感があった。

<バス停そばの民家で咲いていたクルマユリ>

調べてみたら、16年ぶりの再訪の沢であった。前回も右沢遡行、左沢下降であったが、うろ覚えである。CS滝はスリングを掴んだが確保無しであったし、10m滝もサクサク登っていた記憶はあったが、右沢遡行後に東屋にきっちり出た事や沢を下降したことも忘れていた。その時は陸軍滝は迫力があり寒い位であったが、今回はキラキラと可愛く飛沫をあげて舞い降りていた。猛暑続きの今夏、沢全体で前回よりヌメリを多く感じた。前も同行したメンバーと、しみじみ体力やバランスの衰えに頷きあった。16年前ですから…、確かに二人とも今より若かったのだ。

<アイキャッチ画像:林道に咲いていたタマアジサイ タマが割れて花が登場>

 

山梨県・恵能野(えのうの)川中流はガスの中

暑い日が続いた後で、台風襲来の前に平日の沢歩きを愉しんだ。私以外は、今シーズン初めてなので、安全遡行第一である。生憎当日は、朝は小雨も降り、沢は終始ガスに包まれていた。


●月日:2018年7月26日(木)  ●天気:朝小雨後曇り  ●山域:山梨県大月市真木川

●地形図:大月 笹子 ●形態:沢歩き(WW) ●メンバー:L=NN SO EN 3人

●ルート&コースタイム:

現地まで車利用→恵能野子の神社前出発7:30…入渓点・身支度7:45…入渓8:10…9:15休憩9:27…10m滝(ロープを出す)9:32…二俣10:42…苔の四角い石10:55…遡行終了…11:00懸垂下降練習…11:20靴を履き代える…11:50山の神…仕事道を沢沿いに下る…車12:50

●基本装備: ヘルメット ハーネス 沢シューズ スリング カラビナ 環付カラビナ  9㎜×20m補助ロープ1本

●資料:ウォーターウォーキング2 白山書房刊 丹沢ネットワーク編


首都高も中央高速もスムーズに動き、大月ICで降り、恵能野子の神社で車を降りて、安全遡行を祈ってから歩き始める。神社前のスペースに駐車したが、その先はダートであったので正解であった。

<神社>

すぐに木橋を渡り仕事道を進み、堰堤を3個過ぎた所で身支度をして沢に降りた。

<橋を渡る>

すぐにまた堰堤が出てきたので、右から高巻いてまた沢に降りたら、導水管や大きい管が転がっていた。ここまで仕事道を来て入渓した方が楽であったかも。水流は綺麗であるのに、光が無くて終始うっすらと暗くて残念であった。雨に降られないだけましかもしれないが…。

<沢の渡された導水管の下を通る>

まだ、沢歩きが2回目とは思えない動きのENさん。

<小滝を登るENさん>

こちらは、高校生の時にクワイナイ川を遡行したベテランSO氏です。

<流れをまたぐSO氏>

途中でアルミ?の壊れた橋等にもに出会う。1時間くらい歩いたので、休憩を取った。小滝でも釜の底が砂地で、足が潜ってしまう。ので、釜も思いのほか深くなってしまう。

<休憩したところの渓相>

上の写真の奥の小滝を登る二人。

<小滝を登る>

直ぐに10m滝にであい、SO氏は果敢に登り始めた。

<10m滝に挑戦>
<10m滝全容とO氏>

SOさんに10m滝リードして頂き、感謝!あとの二人は、ロープで確保して登った。ヌメリで2~3歩滑りやすいところがあったので、助かった。

<小滝を登る>

二俣を過ぎて、この苔の四角な岩に出会う。ここで、WWは終了である。この沢は、トヨミ沢で、山の神のある尾根を挟んだ沢は、アモウ沢である。アモウ沢も継続して遡行可能であるが、今回は無理せずここまでとした。

<四角い岩>

時間もあるし折角なので、そばの大木にロープを渡してENさんの懸垂下降の練習も行った。

<懸垂下降>

その後靴を履き代えて、山の神に向かう。が、NNが一つ尾根を誤ったので戻って、ガスの中の壊れた山の神にご挨拶して下山した。仕事道は沢沿いなので、沢を確認しながら歩けるので恵能野川中流の復習できた。10m滝とか休憩したところなども分かった。

<壊れていた山の神>

無事神社に戻って、着替えなどして帰途に就く。往復中央高速を利用、帰りに事故渋滞にぶつかったが、案外と早く帰宅できて良かった。ENさん、運転お疲れ様でした!

ロープは、滝の大きさと懸垂下降の練習用で9㎜×20mを持参、正解でした。短い時間でWWを愉しめ、カエルもいたし、ヤマメも跳ねてました。資料の渓相の緑が綺麗で計画しましたが、生憎の天気で残念でした。滝子山の周辺でもあるので、前から気になっていた地域なので来れて良かった。

<アイキャッチ画像:10m滝の右の岩壁に咲いていたイワタバコ>

奥多摩・大岳沢で沢歩き

西日本一帯が線状降雨で被害が出ている時に、沢で遊ぶのは気が引けるが、めぐろ山学クラブ・仲間のメンバー7人で実施した。当初は7日の予定であったが、天候の状況で一日ずらした。大岳沢の大滝は、直接飛沫を感じつつ釜で間近で対面できたし、苔の多い沢はそれでも水に浸かると結構肌寒かった。


●2018年7月8日(日)  ●天気:曇りから後晴れ、小雨ぱらつく

●形態:日帰り沢歩き   ●地形図:武蔵御岳

●メンバー:L=CM SL=KO YT KK KA YO NN 7名

●日程&コースタイム

JR武蔵五日市駅発8:22上養沢行きバス→大岳鍾乳洞入口バス停下車…8:50林道…9:25大岳鍾乳洞…9:27小滝…9:40林道終点…10:00身支度後出発…10:45大滝…11:40休憩12:00…沢から右の登山道…12:50終了…13:10下山開始…往路を戻る…14:15砕石場…14:35大岳鍾乳洞バス停14:56バスにて武蔵五日市駅へ

※小滝を登ったりして愉しみなながら進んだので、コースタイムはあくまで参考です。


臨時バスも出ていて、2便に分かれて大岳鍾乳洞入口で下車。赤い橋を渡り大岳林道を進み、砕石場のトンネルを通過すると、大岳鍾乳洞に出会う。

<大岳鍾乳洞>

さらに進み登山道入口に近くなると『小滝』があった。看板もあったが、チョロチョロとした流れ…。

<小滝>

登山口には、駐車できるスペースは3台ほどで、そこで身支度をした。ぽつぽつ雨粒もあったが、その後止んだ様である。多くのハイカーが訪れていて、この時期は沢沿いの涼しいコースなので人気があるのかも。入渓は、登山道直ぐの木橋からで、苔が多い沢である。

<身支度するメンバー>
<入渓直ぐの渓相>

小滝が沢山あり、どれも難しくないので愉しい。ジャブジャブと水遊びの感じである。

<登れる小滝が沢山>

しばらく進むと、この沢のハイライト『大滝』が現れる。飛沫を浴びてこの釜に入り、皆で写真を撮り合った。さすがに『小滝』と違って迫力がある。

<大滝>

釜に浸かって大滝とご対面!してから、釜を出て沢に戻る。

<大滝の釜から出る>

遡行を続ける。時に腰まで水に浸かると、結構肌寒い・

<時に水に浸かる>

前方に見える木橋を数個くぐったり越えたりして進んだ。小滝で奮闘する。

<小滝で遊ぶ>

T氏推奨の石の苔と流れをパチリ!

<しっとりとした苔むす渓>

時に、わざと難しい所を登って順番待ちになる。

<順番待ち>

途中で休憩タイムを取り、一休みしてまた出発!

<休憩済んで>

沢床も浅くなり、流れも穏やかになる。

<沢も終盤>

倒木があったり、沢も薮がうるさくなったので、右側(左岸)の斜面を登り登山道に出た。そこから沢が登山道を横ぎる所まで少し歩いて、この標識の所で沢は終了。靴など履きかえ、装備を解いて下山に備える。ザックが水を含んだ荷のせいか、重く感じる。

<登山道で出て終了>

登ってきた沢を横目にしながら、登山道を下る。濡れていて滑りやすいので要注意。

<登山道脇を流れる大岳沢>

入渓点の登山道入口に着き、そのまま大岳林道を往路を戻った。キャンプ場では親子連れが釣りをしてたりしていた。林道脇の石垣全体にイワタバコの群生があり、ピンクの花が咲いたら綺麗だろうなあと思った。

<イワタバコ群生>

砕石場あたりに誰が積んだかケルンが…、私も一つ小石を載せてきた。

<ケルン?>

大岳沢は登山道が脇を通っているので、適当にエスケープが可能なので初心者でも楽しめる沢である。危ない滝もないし、木橋とも出会うので、そこからも沢から逃げられる。

林道沿いのキャンプ場は、親子連れなどがいて、川には釣り人が見受けられた。帰りの可愛い小型バスには座れたが、途中小学生など多く乗車したので結構混んでいた。パンツがまだ乾ききってなかったので、座席に手ぬぐいを敷いて座った。バス停で着替えもしたメンバーもいたが、女性陣は武蔵五日市駅そばのトイレで着替えた。発車直前にホリデー快速に飛び乗り、立ち飲みしつつ帰路に就いた。

<アイキャッチ画像:イワタバコのツボミ>

●参考にした沢の本

どこの沢に行こうか決める際の参考に、沢の本を捲る。もちろん最新情報はネットでも確認するが、台風や積雪でも沢は変わるので、古い本も比較的新しい本も見てみる。同じ沢でも、泳ぐ場合と沢歩き(WW)では装備も異なるし、水量や季節でも沢のイメージや感覚も違う。また、安全に遡行するには、最低限の岩登りの技術も必要である。

<お世話になっている、数々の手元にある沢の本の一部>

奥多摩・倉沢谷で梅雨の合間にWW

私は2度目の倉沢谷であるが、滝を登ったり、巻いたりとトップも歩いたので愉しめた。水量は前の方あった感じで、今回はKU氏の企画で、あくまでロープを出さないでWWで遡行するもの。梅雨の折、どうにか遡行終了し、林道に出るまで天気は待ってくれた。帰りの倉沢橋では雨も強くなり、バスが1時間くらい来ないので、結局川乗橋バス停まで傘をさして歩いた。


■期日:2018年6月23日(土)日帰り   ■形態:沢歩き  ■山域:奥多摩日原

■天候:曇りのち雨   ■メンバー:L=KU YK RT(以上会員外) NN

■ルート&コースタイム

奥多摩駅8:35バス→倉沢橋8:55…9:10入渓点・身支度出発935…11:32八幡沢出合…倉沢鍾乳洞…14:10魚止滝・遡行終了/魚止橋・靴を履き代える…15:05八幡橋…15:28倉沢橋バス停・身支度を整理15:50…16:20川乗橋バス停16:29→奥多摩駅17:54ホリデー快速乗車

※途中2回休憩し、高巻きのルート探しなど確実にゆっくり進んだので、あくまでコースタイムは参考です。


倉沢橋バス停からは、林道を少し先まで行きすぎたので戻り、顕著な踏み跡を沢に下って身支度を整える。最初は水が冷たいが、すぐに慣れて今シーズンの沢初め開始!

<倉沢橋から林道へ>

天気は曇り空で、午後3時以降は降雨の予報でもしっかり沢へ。

<入渓点あたり>
<沢をじゃぶじゃぶ進む>

現在確認と、どこを登るか相談中。

<沢のどこを進むか相談>

倒木や小滝の流れを進む。

<渓相>

沢にガスが!?、近づくと焚火の匂い。倉沢橋バス停で一緒に降りたオジサンが、一人焚火を愉しんでいた。

<煙たなびく沢>

沢の水深を探ったり、バランスを取るためストックも有効な時があります。今回1本持参しましたが、結局未使用でした。

<ストック利用>

越えられる小滝も沢山あるが、釜は案外と深いので、高巻いたり水流脇を登ったりした。

<もっと光が欲しい>

果敢に登るリーダーです。私たちは、すぐ右の楽な所を通過。

<リーダーU氏>

倉沢鍾乳洞付近を過ぎ、魚止橋手前あたりは、沢に倒木が折り重なっていて通過に苦労した。倒木帯を越えると、魚止橋がすぐに見えた。

<魚止滝の流れ>

魚止橋で遡行終了。左手に見える滝は、魚止滝。お疲れ様でした。ここで靴など履き代えて、林道を戻る。ポツポツ雨が来たので、傘を差しながら歩く。途中で、滝つぼに飛びこむキャニオリング?で遊んでいる人々が林道から見えた。この沢は林道に沿っているので、適当な所からエスケープ可能である。

<魚止橋で遡行終了>

小雨の中、倉沢橋から倉沢谷を覗くが緑に包まれて流れは見ることができなかった。バスの待ち時間があったので、結局雨の中傘をさして、川乗橋バス停まで歩いた。

<倉沢橋から倉沢谷は深い緑の下>

この沢は夏の暑い日には、積極的に泳ぐと面白いが、生憎の天候で残念でした。

<アイキャッチ画像:倉沢谷の流れ>

新発田市の俎倉山に登る

新潟県新発田市に福島県から避難してきたHK氏宅を、山岳会のOBの方と訪ねました。一緒に俎倉山(▲856.6m)に登り、緑の中に咲く清楚なヒメサユリにも出会えました。温泉や宴会もしっかり愉しみました。


■期日:2018年6月10日(日)■天気:9日降雨のため10日に登山実施 晴れ時々曇り

■山域:新潟県下越地方     ■形態:日帰りハイキング

■メンバー:L=HK TY HH KK NN(5人)

■日程概要:                                    6月9日(土)朝4人JR田端駅6:15集合→KK車で新潟県新発田市のHK宅まで移動→昼食後車で岩場やダム湖など近所偵察→月岡温泉・美人の泉→買い出し→HK宅で5人で親睦会

6月10日(日)HK宅から車で登山口→6:45鳥越林道登山口…7:05琴沢…七曲急登…8:30お京平・遭難碑…9:15俎倉山9:35…9:42天狗の庭9:45…9:52俎倉山10:00…往路を戻る…11:30登山口→HK宅に戻り昼食→三川温泉→HK宅で3人で親睦会

(三川温泉からHH、KK車で2人そのまま帰京)

6月11日(月)TYはHKの車で釣場へ移動、NN近所散策後、新発田駅近くまで送っていただき、あやめ祭りや市島酒造に立ち寄り、白新線で新潟駅に出て高速バスで帰京。

(TY氏12日帰京)


6月9日(土)

東北道と磐越道経由で新発田市に入り、無事HK氏の家に昼近くに到着。現地も雨模様なので、その日の登山はあきらめ、昼食後周囲を車で見物して回った。すぐそばの地元の方が練習する岩場は、屋根付きの小屋もあり、登ってみたくなった。次回は、クライミング道具も持参しようかな?

<岩場偵察の面々>
<川沿いの岩場>

その後一昨年入った、綺麗なエメラルドグリーン色の共同浴場・月岡温泉・美人の泉に向かう。温泉でほっこりしてから、スーパーで買い出しをして宴会準備をする。久しぶりの再会を祝して乾杯!刺身にサラダ、芋煮やモツ煮などがテーブルに並ぶ。今回来れなかったKY氏の差し入れの辛いチリビールも登場。懐かしい話に花が咲き、美味しいお酒の数々に酔い、宴は深夜まで続いた。ビール、ウイスキー、日本酒、ワインと美酒沢山…。kK氏はバランタイン17年物を持参しました。

HK氏宅は古い2階建てで9部屋あり、とても広いので、各自ゆったりと休める。2階の私が泊まった洋間からは、ヤマボウシの花が良く見えた。飼いネコのミーは、もう15年生きており、変わらず人見知りである。が、今回は猫のおやつを持参したので、触らせてくれました。=^_^=

<私がミーですが?>

宴会の最中に、記念写真を撮りました。(*^_^*)

6月10日(日)

納豆と芋煮で朝食を済ませてから、天気が回復したので、車2台で15分ほどの登山口へ向かう。登山ポストに登山届を入れてから出発。

<登山口>

沢沿いの登山道を進み、深緑に包まれ平坦地では、心が満たされつつ歩ける。森林浴とはこんな感じかな…。

<小川の脇の気分良い登山道>

琴沢を渡る。

<沢を渡る>

緑の森で一休み。

<緑の森で>

雪が残っていた!

<残雪>

お京平にある、2人の名が刻まれていた遭難碑。

<遭難碑>

ピンクの落花に顔を上げると、タニウツギが咲いていた。

<タニウツギ>

時にザレ場もあり、ロープや鎖もあり、階段状に人工で足場が設えていたところもあった。

<足場はよくない>

山頂への最後の急な登りで見つけた清楚なヒメサユリ、準絶滅危惧種だそうである。

<可憐なヒメサユリ>

登りついた山頂からは、雪渓をまとった飯豊連峰は雲の下で良く見えなかった。一昨年登った焼峰山を確認できた。三脚を付けて、山頂で5人で記念撮影。

<焼峰山と加治川ダム>

俎倉山は双耳峰であり、山頂から北峰の天狗の庭へ向かう。岩場と鎖場を越えた天狗の庭は展望は良いのだが、強風で立っていられないので、もとの標識のある山頂へ急いで戻る。

<双耳峰の天狗の庭へ向かう>
<天狗の庭からの俎倉山>

下りは往路を戻る。休憩のときにセミの抜け殻を見つけた。春蝉が鳴いていた・・・。

<セミの抜け殻>

無事、駐車場に降り着いた。穏やかな森もあれば、沢を渡ったり、鎖場やトラロープあり、岩場ありと、短い工程で様々な要素があり愉しめる山であった。すっぱりと切れ落ちているところでは、慎重を要した。

そのまま一旦HK氏宅に戻り、昼食を食べてから三川温泉へ向かう。ホテルみかわは、露天風呂もあり、広くて寛げた。ここで、HH氏とKK氏は帰途に就くため別れ、今宵は残り3人でしみじみと酒を味わった。TY氏土産の焼売などをつまみに…。

6月11日(月)

朝食後、HK氏とTY氏は釣りのため車で出かけたので、私は一人カメラ片手に散策開始。交差点にある龍泉寺の高台から周囲を眺めた後で、HK氏に教えられた小路を進んで山神社に向かう。

<寺からの街並>

山神社までの道中、咲いていた花々を撮影した。

<ギボウシと蜂>
<ノアザミと蜂>
<ヨメナの群生>
<山神社への道>

ヨメナの園芸種がミヤコワスレだとか。小路や山神社でもヨメナの群落が見事であった。

森の中に佇む山神社では、どんつき祭りという奇祭が700年も続いているそうだ。神社への道は沢を2回渡るが、夏には蛍が舞うとか…。小さな祠や石碑も多数あり、歴史を感じられる空間であった。

<山神社>

小さな祠や石碑が沢山あった。

<神社境内の祠>
<石碑とヨメナ>

私が散策から戻ってからしばらくして、TY氏を釣り場に落とし、買い物を済ませたHK氏も戻ってきた。二人でラーメンを作って昼食として、新発田駅発15:47白新線に間に合うよう車で送っていただいた。途中日本4大あやめ園である、五十公野(いじみの)公園あやめ園に立ち寄った。あやめは、まだ一分咲きではあったが、広大なあやめ園は歩き甲斐があった。

<升潟にはコウホネや水蓮が咲く>
<あやめはまだ一分咲き>

それから新発田駅そばの市島酒造で、HK氏とも別れの挨拶を交わした。3日間いろいろお世話になりました!感謝です。

創業は1790年代という老舗の市島酒造では、資料館など見学可能で、売店での試飲も無料である。しっかり5種類ほど試飲してから、土産のお酒を購入した。

<市島酒造で購入した酒>
<市島酒造建物>
<蔵の見学もできる>

市島酒造の対面の諏訪神社にお参りし、徒歩5分ほどの新発田駅まで歩いた。白新線で新潟駅に出て、予約した高速バスで帰京。深夜の帰宅となった。

<諏訪神社>
<新発田駅>

新潟駅は構内が工事中で、高速バスの乗車方面出口が分かり難いので、駅員さんに確認した。

<新潟駅>

バスは3列シートでゆったり座れて、新潟駅を後にした。

新発田市には、菊水酒造、金升酒造、ふじの井酒造、市島酒造があり、新潟の酒処でHK氏宅の水も美味しかった。翌日旦那と早速晩酌、新発田の山を思い出しつつ味わった。

HK氏はじめ先輩達と旧交も温められたし、また下越の山も登れてヒメサユリも出会えて幸い多き山旅でした。

<アイキャッチ画像:俎倉山のヒメサユリ>

ナルコユリ キバナスミレ イワカガミ ギンンリョウソウ ヤマツツジ等出会えました。

クリーンハイクで山梨県・扇山へ

東京都勤労者山岳連盟では、毎年6月の第一日曜日にクリーンハイクを実施してます。今年は、中央線沿線の山梨県の扇山で開催。各会に分かれて、それぞれ別のルートからゴミを拾いながら登り、山頂で集合します。集めたごみは各会で計量して、自宅に持ち帰り廃棄します。年に一度の山孝行です。

最近は登山者のマナーも良くなり、登山道ではあまりゴミは見かけません。が、生活道路との境目辺りでは、どう見ても登山者が出したゴミでないものが破棄されている現状があります。


■日時:6月3日(日)  ■天気:晴れ  ■中央線沿線の扇山・山梨県

■メンバー:L=CM SL=KO KY SO NN(5名参加)

■一般ハイキング装備+ゴミ袋+軍手など

■ルート&コースタイム                               中央線鳥沢駅8:07着集合…8:35甲州街道登山口方面へ分岐…8:55中野神社…9:10山ノ神社…大月エコの里…10:15トラバースして山谷コース登山道…10:38林道崩壊を見る…11:35月待石碑…12:10扇山(▲1137.8m)13:00…13:35水場…14:00頃梨の木平…15:35頃鳥沢駅15:54乗車      ※ゴミを拾いながらですので、大まかな時間と捉えてください。


絶好のハイキング日和に恵まれました。集合場所の鳥沢駅の傍には、私たちの署名運動が実った公衆トイレが新設され、早速利用しました。新しい駅舎になってからは、私は初めて降りたようです。

<新しい駅舎>
<昨秋に新設された綺麗なトイレ>

鳥沢宿の面影が残る甲州街道を、梁川方面へ歩きました。

<鳥沢宿>

扇山登山道方面分岐へ入ると、複数の石碑がありホタルブクロが揺れてました。

<石碑群>

中野神社を通り、山ノ神社に到着したので、代表でKY氏が登山の安全をお参りしました。

<山ノ神神社>

道中、桑の実を食べて指を紫に染めたり、貯水槽でオタマジャクシを観察しました。ここで、偶然MKさんとそのお姉さん夫妻に出会いました。クリーンハイクとは別に、やはり扇山を登りにきたそうです。

<モリアオガエル?>

道中こんなところもあり、富士山の写真も撮りました。

<残雪があった富士山>

大月エコの里の農場を右に見て進み、そのまま踏み跡に入り過ぎたので、山谷コースの登山道にトラバースして出ました。そこで、大田山の会のメンバー3人と出会ったので、挨拶を交わしました。登山道には、このような標識があります。

<標識>

また、無残な林道崩壊地もありました。

<林道崩壊!>

白いものがふわふわと、羽虫がどんどん切り株から飛び立ってます。少し不思議で無気味な光景です。

<羽虫の旅立ち>

山中には、このような月待石碑もありました。

<石碑>

深緑の中、ゴミを探し且つ拾いながら登るメンバーです。

<ゴミ袋片手に>

山頂で記念写真、私は多分4回目くらいの山頂です。富士山は霞んでいました。

<5人のメンバー>

山頂付近でヤマボウシが綺麗に咲いてました。この木陰で休憩、本当に緑陰でした。

<ヤマボウシ>

山頂でみなみ地区連盟の参加者が集合して、各会ごとに代表者が参加人数とひとこと挨拶をしました。その後私たちは、梨の木平へ下山を開始。途中で水場があり、一休みしました。

<水場のKY氏>

梨の木平登山口では、トイレ休憩後、種類別にゴミ袋などまとめました。ゴルフ場沿いの舗装路を下り、途中で麦畑もあり、きらきら輝いてました。長閑な風景の中、中央高速の下をくぐり街中で出ると、やがて鳥沢駅に降り立ちます。

<麦畑>

鳥沢駅に着いたら、他の会のメンバーも続々と到着してました。丁度直ぐの電車がありそうなので、あわてて近くの店でビールを購入して車内に…。暑い日であったので、とてもビールは美味しかったです。お疲れ様でした!

当会のメンバーの収集結果:ビン・缶1.2㎏  他0.6㎏ 

扇山山頂での東京都勤労者山岳連盟・みなみ地区連盟の参加者の集合写真です。

<アイキャッチ画像:食した甘い桑の実>

郷愁の瑞牆山登山

別のバリエーションの山を計画していたが、その地方の天候が芳しくないので、参加者の多数決で急遽瑞牆山に変更となった。カンマンボロン経由で登頂して不動滝ルートに下山という、クライマーには岩と愉しく触れあえるプチバリエーションハイキングルートである。

カンマンボロンは、私には20年近く前登山教室で通った瑞牆山のルートで、久しぶりに対面した岩場や岩小屋に懐かしさと当時の日々を思い出して一人感慨に浸っていた。当時登ったハイピークルートという大ヤスリ岩も、アブミで登っている2人パーティーがいて、何だかとても嬉しかった。


■日時:2018年5月26日(土)午後発5月27日(日)■天候:土曜日夜降雨あり、日は晴れ

■目的:カンマンボロン経由で岩場を見物しながら瑞牆山に登り、不動滝方面へ一般登山道を下る

■メンバー:L=SH SL=NN MK MW KH(以上姫5名)

KK ゲストHY(殿2名)計7名

■装備:テント泊+ハイキング+ストック

■ルート&コースタイム

みずがき自然公園→6:05カンマンボロン入口→7:02練習した岩場→7:30カンマンボロン→9:10大ヤスリ岩基部→10:00頃登山道合流→10:15山頂(▲2230m)11:00→不動沢コース下山→11:55不動滝→13:00頃みずがき自然公園                   ※時間は、途中岩場で遊んだり偵察したりとしていたので大まかなものです。


瑞牆山は、公共交通機関だと移動に時間がかかるので、車3台を利用した。JR田端駅で5人がKK車で藤野Pに移動、そこでKF車と合流して、2人乗り換えてみずがき自然公園へ向かう。ナビで無事到着して、芝生にテントを張る。途中のスーパーで買い出ししたつまみで盛大な前夜祭?。KK氏は今回も美味しいお酒『余市』を持参してきた。

仕事の都合で、今回ゲストのHY氏は、深夜の到着であった。HY氏とは、私が20代の頃に雪山に付き添っていただいた方で、以後15年程経ってから偶然にも再会して山をご一緒した。MKさんやSHさんなどもご存知の山屋さんである。

5月27日(日)ゲストがガイドとカメラマンンに変身

翌朝は、昨夜の雨で木々もツツジもシャクナゲも雫に覆われていた。広場にあるトイレの建物と十一面岩峰を仰ぎ見ることができる。公園は施設も以前と変わり整備され、管理棟内のトイレも暖房付きできれいであった。バーベキューのできる東屋や寛げるテーブルや椅子も設えてあった。

<朝の広場上のトイレ付近>
<案内図>

不必要なものは車にデポした。必要な装備のみ担いでHY氏の車で2回、カンマンボロンへの登り口まで運んでいただき、感謝である。軽く体操してから出発!

<カンマンボロンへの入口>

とりあえず私がトップで落葉松林の登山道を歩き始め、以前は右手の沢をすぐに渡ったが、今回はしっかりした尾根上の踏み跡をそのまま進んだ。ときに案内のプレートも付けられていて、道は鮮明である。やがて、見覚えのある下の写真の岩場に出たので、当時S氏がハンマーを落としたことなど思い出した。途中でテントを張っていたソロの方が、ここで練習をし始めていた。その人にカンマンボロンへの道を確認できた。

<アブミの練習をした岩場>

一度通過してしまったが、戻ってどうにかカンマンボロンに到着。上部岩場は洞の岩で、イワツバメが飛び交っていた。異様な空間ではあるが、上の方にシュリンゲがぶら下がっていたので、誰か登ったのだろう。カンマンボロンとは、大日如来を意味する梵字らしい、この岩だけにその不思議な文様が在る。

<カンマンボロン>

カンマンボロンから少し進んだ先に、岩小屋がある。焚火の跡があるので、今も誰かが利用しているのだろう。当時講習の折にこの岩小屋で何泊したか定かでないが、熊も出没するので注意が必要である。岩茸も採集して、てんぷらにして食した。

<この岩小屋で泊まった>

この頃になると、ゲストのHY氏がガイドと化して先頭を歩いて導いてくれる。以後最後までカメラマンも務めながら…。彼がつと足を止めて、このクラックを登ったので、クライマー魂を刺激されたメンバーも挑戦!岩と親しみつつの登路であった。

<ボルダリングで遊ぶ、右がゲスト氏>

季節がら石楠花は深緑の森の中で咲き誇り、イワカガミの可愛い花も愛でることができた。

<イワカガミ>

この岩の右手下部に、思い出のハイピークルート・大ヤスリ岩の1ピッチ目がある。また来てしまった!!(*^^)v ここまでロープやギア類を良く持ち上げたなあと…、当時の何ともいえない緊張感を思い出した。

<大ヤスリ岩取り付き辺りで>

私達は、アブミとフリーでこの1ピッチ目を登り、さらにその奥に入り、チムニー状の壁を登りきると平らな台座に着く。そこからハイピークルートの醍醐味であるアブミ掛けかえの連続が始まり、やがて大ヤスリ岩の頂点にたどり着くのだ。むろん、フォローであった。

メンバーも各自岩に触れていたが、私も懐かしくここだったかな?とホールドやスタンスに触ってみた。

<1ピッチ目を探るメンバー>

岩場の基部を回り込み、一般登山道と合流するとこれまでと違ってどっと人出が多くなる。大ヤスリ岩取り付きにザックやアプローチシューズが残置されていたが、登っているこの二人のものであろう。フリー化が進んでいる今、あえてアブミで登る人がいるのが、なんだか嬉しかった。確保者がいるところが、台座である。当時、皆であそこで展望を楽しみながら昼食を摂った事なども懐かしい。

<大ヤスリ岩をアブミで登る>

展望が開けた所で、記念写真。

<集合写真>

一般道に出てからも、岩場や鎖場も出てくる。不動滝ルートの分岐を左に分けて、ひと登りで瑞牆山山頂である。さすがに百名山、天気も良かったので多くの登山者で賑わっていた。山頂から眺めていると、大ヤスリ岩をリードしていた彼が登りついたので、拍手や手を振ったら、彼も応えてくれた。岩が大きいので、人間はちっぽけな蟻か尺取虫のようだ。やはり前に登った瑞牆山南壁のルートも山頂部から眺めてみたが、明確には分からなかった。

<二人目が登り始めた>

山頂直下で咲いていた石楠花に蜜蜂が訪問。蕾は赤く、咲くとピンクに変身。

<石楠花と蜜蜂>

山頂から八ヶ岳方面や金峰山の五丈岩も見える。周囲の景色を愉しみつつ、しばし休憩してから下山開始。

<八ツ岳方面>

不動滝方面に分岐を進む。不動滝遊歩道と呼ばれる登山道は荒れているとのことであるが、名前付きの岩が道中幾つかあったので面白かった。この登山道は始めて歩くので新鮮で、暑い日であった樹林の中で助かった。

<ストックが邪魔な所も>

この岩は名無しであったので、勝手に『バッテン岩』と呼んだ。

<バッテン岩>

不動滝にでたので、その不思議な形状に見とれた。向かって左の水流の下は釜になっており、涼しげである。ベンチもあったので、のんびりと休憩する。

<不動滝>

登山道沿いの岩場にも、結構ピン(支点、ボルトなど)が打ってあった。この岩場も結構上部まで登ると、2~3ピッチかかりそうだ。この先の岩場でクライミングをしていた方々にルートを聞くと、11Cとか…、凄ーい。(@_@;)

<不動沢の岩場>

車が通れる林道に出ると、すぐに駐車場に戻ることができた。管理棟が開いていたので、テント代を支払った。そこで、タラの芽が売っていたので土産に一袋購入(250円)。帰宅後、胡麻和えとてんぷらにした。美味であった!

増富の湯に立ち寄り汗を流してから、早めの夕食を途中で済ませた。和気あいあいあと山の話で盛り上がった。降車場所の利便性を考慮して3台に分乗し、またの山行を約束して解散した。中央高速は案の定渋滞したので、運転のメンバーは本当にお疲れ様でした。<m(__)m>

私には、過去の岩場巡りの郷愁の山旅となったが、あの頃の情熱を思い起こすことができただけでも印象深い山行になった。数年ぶりで同じ年のHY氏ともご一緒できて、幸いであった。

<アイキャッチ画像:不動滝に咲いていたキバナスミレ>

GWに日光の温泉ヶ岳(▲2333m)に登る

GW後半は私用が入っていたので、前半で1泊2日の温泉ケ岳南東尾根に参加することにした。2010年同時期に、コースは異なるがY氏と故・O氏と登った、私には思い出深い懐かしい山であった。


■日時:2018年4月28日(土)~29日(日) ■2万5千図:男体山  ■山域:日光

■天候:両日とも晴れ      ■目的:残雪期の温泉ヶ岳東南尾根を読図で登る

■メンバー:L=NN SL=KH MK MW

■残雪期装備:ピッケル+アイゼン+ストック+テント泊一式

■ルートとコースタイム

4/28東所沢駅7:40集合→kH車で日光湯元温泉へ移動12:10…12:30身支度後出発…12:50温泉寺…13:30刈込湖切込湖登山口…13:50踏み跡…16:20テント場・標高2000mテント泊

4/29テント場6:10…金精峠からの登山道と合流…8:00温泉ヶ岳8:50…11:15テント場11:55…13:20湯元温泉駐車場→立ち寄り温泉→東所沢駅→反省会→帰京


私が以前温泉ヶ岳に登った経験があるというだけでリーダーになったが、天候とメンバーに恵まれ充実した二日間となった。

4月28日

湯元の無料駐車場に車を置き、登山計画書を湯元温泉駐在所へ持参して奥様に手渡した。身支度後、温泉寺から木道を右に進んで源泉脇の刈込湖・切込湖の遊歩道の石段を登りきると、金精道路に出る。横断して、刈込湖・切込湖方面の登山口と反対側にある尾根の踏み跡に入るが、いきなりの笹薮の急登で汗びっしょりになる。

<石灯篭が並ぶ温泉寺>
<源泉>
<金精道路を渡る>

1700m付近のテント敵地は草地で雪がなにもないので、さらに登り続ける。一応水は各自持参して背負ってはいた。

コンパスで方向を確認し、迷いそうな数か所に赤布を付けた。1800m付近からは、ちらほらと残雪が現れ、2000m付近は流石に雪も十分であったので、テントを設営した。KFさんが肩が痛いのにスコップで整地してくれ、快適な一夜を過ごせた。食当はMKさんで、すき焼きを食べて4人だけの静かな夜を味わった。

4月29日

うどんを食べてから、テントを潰して空身で温泉ヶ岳を目指す。ピッケルとアイゼンを持ったが、ストックや軽アイゼンでも間に合うほど積雪が少なかった。途中で金精峠からのトレースを見つけて、少し安心する。8年前は、トレースは皆無でルーと探しに苦労したので。

<静かなテント場>
<男体山と湯ノ湖が眼下に見えた>
<日光白根山方面>
<地図を確認して進む方向を決める>

最後の急な藪の斜面を登りきると、温泉ヶ岳山頂に着いた。山頂標識や夏道の土まで見えていて、以前との積雪の違いを感じた。木の高い所に巻いてあるテープに記憶があるので、当時は今より1.5mは雪があったのだろう。雪の無い男体山などの日光連山、白根山、さすがに会津駒ケ岳方面は白く輝き、尾瀬の燧ケ岳も見えた。目視で念仏平避難小屋も確認できた。

<温泉ヶ岳山頂は夏道の土が見えていた>
<会津駒ケ岳方面の山波と手前は念仏平>

のんびりと休憩後、下りでは急斜面や凍った所もあったので、アイゼンを漬けた。登ってきたルートをピストンで引き返して、テントを撤収し一路湯元へ向かう。下りの笹薮でトップの私が西に寄り過ぎたので、けもの道をトラバースしたら、登りで付けた赤布に出合ったので安堵した。今回は赤布も全部回収できた。

金精道路も眼下に見え1700mの草地に出たので、そこからの別の降りるルートを探したが、踏み跡が不明であったので、安全策で登ってきた踏み跡を降りて、登り口に着いた。山頂からの下りの途中で見つけた、熊の爪痕と不思議な木の造形を撮影できた。

<熊の爪痕!?>
<森に龍が…>

車に戻り、そばの温泉に立ち寄って汗を流した。が、カランも硫黄で覆われていて驚いた。一休みしてから東所沢駅まで戻り、そばの居酒屋で2日間のお疲れ様会をして解散した。

2010年5月は、金精峠から温泉ケ岳~根名草山~日光沢温泉へ歩いた。今回は雪が少なくて、下部は笹藪がうるさく本当に暑かった。次回は前のリベンジもあり、念仏平避難小屋を利用して尾瀬まで繋げてみたい。

装備:一泊テント アイゼン(軽アイゼン可) ピッケルかストック

<参考>下の男体山写真、上は2010年5月1日に撮影したもので、下は今回撮影のもの。温暖化の影響であろうか、男体山山頂や沢筋の積雪の差が顕著である。今回は一部トレースもあり、金精峠からだと斜度もあるので、やはり歩きやすかった気がする。テント山行縦走と空身のピストンの差もあるだろう。

<アイキャッチ画像:山頂標識と熊さんと燧ケ岳>

ロープーウェイ利用で谷川岳に登る

2018年4月7日(土)午後発~8日(日)前夜発一日 

めぐろ山学クラブ・仲間の恒例の雪上訓練を実施しました。前日土合駅に泊まり、翌日天候の回復を期待して谷川岳を登りました。当初は、土曜日に雪上訓練をしてから翌日に登る予定でしたが、天候が良くないので、土曜日夕方に土合駅に集合となりました。


●天候:小雪から曇り時々晴れ、後小雪で変化の多い日

●ルート:土合駅6:30…6:50ロープウェイ駅7:10→7:20天神尾根7:50…岩場9:00…熊穴沢避難小屋9:15…ケルン11:07…谷川岳トマの耳山頂11:20…往路を戻る…雪上訓練後ロープウェイ駅で下山、バス→水上駅、反省会後帰京。※時刻は大まかなものです。

●メンバー:8人(めぐろ山学クラブ・仲間)ビッケル、ストック、アイゼン使用


朝の土合駅です。小雪が舞ってます。いつからか『もぐら駅』として有名になり、観光客が訪れるので、トイレがとてもきれいになりました。私達も助かってます。

<火気厳禁です>

ロープウェイ駅を目指して歩き始め、田尻尾根が閉鎖されていたので往復切符を購しました。ロープウェイを降り、身支度を整えてからスキー場のすぐ横のポールの外側を登ります。

<登山者は指定された斜面を歩く>

雪は矢張り少なく、ガスの中の登り始めたが、すぐにアイゼンを付けました。冬山装備を身に着けると、誰が誰だか分からなくなります。スキー場より、ひと山越えた辺りですが、まだガスで見通しは良くないです。

<ひと山越えて>

岩場では、フィックスロープは出ていたが、アイゼンも付けているので慎重に下りました。降り立った所で何故かピッケルを落とした人がいましたが、すぐに拾えて事なきを得ました。

 

<フィックスロープのある岩場を通過>

やがて、熊穴沢避難小屋に到着しました。小屋の入り口が雪で押されたのか、倒されていました。南側は晴れ間が見えてきました。ここで、休憩。

<熊穴沢避難小屋は屋根が見えていた>

進行方向は、まだまだ天気は回復してない感じです。

<雪の斜面を進む登山者>

雲の流れが速く、岩場混じりのところに差し掛かると、青い空も見えてきた。

<上部岩場混じり>

振り返れば、陽も差し始め天神平のスキー場方面や周囲の景色も開けてきた。皆、下向きでひたむきに登っています。

<下向きで登る>

登る途中で見かけた木です。以前撮影した記憶があるので、成長したのか、積雪少なくて伸びて見えたのか…?でも懐かしかったです。あの頃は、フィルムカメラでしたが。

<雪の重みから徐々に立ち上がる>

広大な斜面の脇を蟻の如く、人間は歩いています。下りでここを滑るスキーヤー&ボーダーを見ました。

<頂上へ通じる大斜面>

山頂手前にあるケルンですが、この時期に下部の石積みが見えているので驚きました。以前視界不良で、このケルンにロープを渡して、先輩達が肩の小屋を探したこともありました。

<ケルン>

何故か横並びで、メンバーが登ってきます。後ろには、スキーやボードを背負った方々もいて、帰りに華麗に滑り降りてゆきました。

<横並びで進むメンバー>

肩の小屋も見えてきましたが、建物が雪から出てました。

<肩の小屋前で憩う登山者>

山頂で記念写真を撮り、肩の小屋方面へ下り一休み。小屋前の鐘は、氷付いて鳴らせませんでした。

<エビのシッポが沢山>

下りは、登ったルートを戻るだけでした。スキー場横の斜面で、滑落停止の練習を行いました。ロープウェイで降り、バスで水上駅に出て反省会をして帰京しました。しかし、入った店にはビールが無く、自分たちで近所で調達?。今回は、手軽なお酒をお土産としました。

 

『私の山谷川岳』杉本光作(1907年~1980年)著 中央公論社 1981(昭和56)年4月初版

私は、1996年11月に渋谷の古書センターで手に入れてます。あの頃よりは、様々なルートで谷川岳には登っているので、今回再読してみていろいろ気が付いたこともありました。上越線が開通する前と後の変化や、戦前戦後の登山の実際の様子、写真や概念図もあるので分かり易いです。彼が今のモグラ駅・土合駅を見たら、ロープーウェイを見たら、今の装備を見たら、いかばかりであろう。学生登山に対抗して勤労者が登れる山として脚光をあびた谷川岳、あまりにも多い犠牲者にも提言を発している。事故当時松濤明氏は、著者が代表の登歩渓流会にも属してまた、北鎌尾根で遭難した松濤氏の遺書も掲載され、読み応えは今でも十分ありました。惜しいことに杉本氏はこの本の後書きを記して、すぐに亡くなっているので、唯一の著書であり遺稿でもあります。

<単行本>

<アイキャッチ画像:途中で出会った雪の華>

 

雪山讃歌・南会津の大白森山に登る

2018年3月17日(土)晴れ~18日(日)晴れ

Hさんの企画の雪山、大白森山と小白森山山行に参加した。岩手県と秋田県にある山でなく、那須連山の北側に位置する山である。二日間とも天候に恵まれ、雪山を堪能できて、愉しい2日間であった。


 

  • 形態:雪山テント山行(ワカン、アイゼン、ピッケル、赤布使用)
  • 山域:会津
  • メンバー:L=H・K・N (3人)
  • 地形図:甲子山・新甲子
  • ルート&コースタイム

17日=新幹線東京駅6:40発やまびこ203号→新白河駅着8:04 羽鳥湖リゾートライナーのバス9:20発→羽鳥湖スキーリゾート着10:20→リフトで1280m身支度とワカン装着11:00…電波塔11:30…12:00登山道終了…12:45鎌房山(▲1510m)大きなダケカンバ13:05…カラマツ林13:22…テント設営1490m14:00 テント泊

18日=テント6:35…大白森山(▲1642m)7:35…1539m分岐7:50…9:00二杯山で往路を戻る…10:45テント撤収11:15…12:15鎌房山…電波塔…13:05リフト…13:15スキー場→羽鳥湖リゾートライナー16:00発バスにて新白河駅へ、普通車利用で帰京


3月17日

新白河駅からバス停はすぐであり、バスの切符売り場の建物はまだ開いていなかったが、トイレは使用可能であった。時間があったので、新白河駅でコーヒーなど飲んだ。

<起点のJR新白河駅>

バスで羽鳥湖スキーリゾートに到着、身支度をしてリフトチケット売り場に山行計画書を提出する。降りたら報告するよう言われる。高速リフトを一度乗った標高1280mのところから、出発する。リフトの方に、電波塔への道路があるのでそれを利用すれば分かり易い、と親切なアドバイスを受ける。私達は、ワカンを履いてその道路へ斜めに出ることにした。しかし、重荷を背負ってのリフトの乗り降りは、いつもながら緊張してしまう。

<電波塔への切り開かれた道>

電波塔を過ぎた辺りから、そのまま鎌房山に通じる登山道を進む。背景に羽鳥湖も見えてくる。春山のような長閑な雰囲気であった。

<右に羽鳥湖>

登山道も切れたので、鎌房山にコンパスを合わせて、樹氷の木々の中を歩く。標識が出ていて、一休みする。那須方面も望めて、風の無さに驚くばかりである。

<鎌房山山頂標識>

ブナ林の中で、妖精とも物の怪とも不明な中年登山者(私達の事)がその美しさに酔う。重荷に関わらず、何となくはしゃいでしまう3人でした。

<美しいブナの森>

振り返ると、ブナ林はまだ樹氷を頭に残して白く輝き、思わず歓声を上げてしまった。青空に映えて、とても美しかった。この時期この時間でしか見ることのできない一瞬の光景。

<樹氷のブナ林が広がっていた>

次には、大きな大きなダケカンバの樹が、私たち達をその枝のアーチで迎えてくれた。

<ダケカンバの枝>

カラマツ林も姿勢正しく出迎えてくれたが、林の中はどこも似た景色なので赤布を付けた。

<カラマツ林>

那須連山を、北側から眺めることができた。強風の那須で風が無いのがなんとも不思議…。那須と手前の林相がお互いを引き立てている。

<那須連山を見る>

逆光に輝く林は、とても素敵な空気感を醸しだしていた。

<逆光に輝く林>

明日登る大白森山を途中で確認できた。山の左の稜線を登った奥に山頂がある。

<大白森山>

私達の今宵の宿は、静かな林の中でした。Kさんのトン汁を食し、少しのお酒でまったりと3人の雪山の一夜は過ぎてゆく…。

<木々に抱かれた我々だけのテント場>

3月18日 今日も快晴、無風

4時に起床、身支度は必要なものだけ持参なので空身で嬉しい。ワカンは置いてゆき、潰したテントの重しにした。テント場までは、ワカンとストックを私は使用したが、今日は12本爪アイゼン&ピッケルを持った。

<潰したテント>

テント場からは、丘陵のような林を抜けた先の急斜面の白い山肌を登りきると、その奥が大白森山の山頂である。この斜面の途中で、アイゼンを付けた。

<青い空の下、大白森山へ>

大白森山にようやく到着。大展望であった!遠く安達太良山、猪苗代湖や磐梯山も見え、すぐそばに小白森山が望める。が、ここへの尾根が回り込む形で意外と長く、帰りのバスの時刻16時を鑑みて二杯山で撤退した。下の写真の白い尾根がそうだが、随分と左側から回り込む形で時間切れで右端の小白森山には登れず残念ではあった。一番奥の白い山波が安達太良山で、小白森山の左手は二俣山あたりである。

<小白森山方面>

左の山が磐梯山で、その前に伸びているのが猪苗代湖である。風力発電も沢山あった。

<磐梯山と猪苗代湖>

登頂記念写真です。

<大白森山山頂で>

サングラスをしないと眩しいほどの陽光でした。夏道は、ここから小白森山を経由して二俣温泉へ伸びている。

<山頂で>

反対側には、那須連山が近く見える。夏道は、那須の三本槍岳から甲子山を経て甲子峠越えてこの大白森山に至る。手前のなだらかな山が甲子山で、岩肌がゴツゴツしているのは旭岳(赤崩山)であろう。

<那須連山方面>

ここから小白森山を目指すが、この尾根が回り込まなければならないので見た目より長い。左手が大白森山であり、そこから二杯山、一杯山、そして小白森山に至るのだが、時間切れで二杯山から撤退した。が、陽光輝く山を歩けて心は満足した。

<左手の大白森山から二杯山へ向かう>

大白森山からテントに下る際に、北東側のトレースに引き込まれそうになったが、Kさんの指摘で、正しい方向へ降りることだできた。テント場に戻り、荷物を撤収して往路を戻る。午後の光の中で、木々も春めいており、ブナの芽が赤く膨らんでいた。下りの鎌房山では、標識の山名と自分のザックと共にパチリ。暖かくて、ジャケットは脱いでいる。

<鎌房山まで戻った>

来た道を電波塔経由でスキー場に出て、下りのリフトに載せて頂き、感謝である。チケット売り場に出向いて、下山報告をしてから身支度を解き、時間があるので土産物屋を物色し食堂で軽食を取った。バスに乗車して、新白河駅に出て帰京した。

赤布も6か所位付けたが、1か所は回収し損なった。カラマツ林や、下りの方向を誤りそうな所などに注意した。私たち以外のトレースも複数あったのだが、それでも分かり難いところがあった。ブナ林をはじめとした素晴らしい光景は、忘れがたいものであった。

<アイキャッチ画像:大白森山山頂付近で見かけた雪の造形>